KISSマスタークラスVol.2

第2回Kunito Int’l String School(KISS)主催・マスタークラス(公開レッスン)を行いました!

前回のR.ハケン先生に引き続き、アメリカ出身で現在東京音大で講師をされている傍ら国際的に活躍されているヴァイオリニスト・杉浦美知先生(以下美知先生)をお招き致しました!

マスタークラスの報告前にまず!

聴講生の皆様、長い時間お付き合い下さり有難うございました!

今回、聴講生の皆様に本当に、クラスの雰囲気をとても良くして頂きました事、感謝しております。

また、メモを沢山取って熱心に聴講してくださった方も多く、嬉しく思いました。

そして、ピアノ伴奏を担当して頂きました大澤芳子先生、轟絵美先生、有難うございました。

相変わらず、素晴らしいアシストでした!

さて!

実は美知先生、3日前までジョージア(グルジア)にいらして、ジョージアの音楽祭にてメンデルスゾーンの協奏曲を演奏されていました。なので、帰国して間もなくのマスタークラスでした。そんな状況にも関わらず、素晴らしいレッスンをして頂きました!

14時からレッスンを開始しまして、今回は中学生からのスタートです。

IMG_3025トップバッターの受講生は、クニトオケで2人いるコンマスを務める中学2年の梶谷さんです。

スコットランド幻想曲をとても綺麗に弾きこなした後、聴衆との対話や魅せ方を中心に指摘されていました。

また、先生の指摘に必死に応えようとする梶谷さんの姿勢がとても好印象でした!

美知先生の何度も諦めないで生徒に挑戦させる姿勢は、脱帽でした。

そして二人目の受講生は、クニトオケのもう1人のコンマス、中学1年の加賀君です。

IMG_3040ラヴェルのツィガーヌを中々格好良く弾きこなし、安定した演奏をみせました。

そんな中、美知先生は、はじめから歌うのではなく、まず楽譜をしっかり読まなくてはならないですよ。という点を指導されました。

また、音楽的に何を考えて演奏をしているのかを尋ねられ、音楽表現の重要性、有効性を説明されました。

色々と中長期的な目標が出来たのでは無いかと思います!

 

そして、休憩。

この休憩が、私の教室ならではの感じで、仲良くパーティのように何故か盛り上がっていました。

ということで、美知先生も休憩にならない様な気がしてきましたので、早々と休憩終了!

後半は小学生の部

IMG_3061後半トップは、今回唯一の美知先生と同じく帰国子女である秋谷さんです。

ヴィターリのシャコンヌを立派に弾き切り、美知先生の英語での返しもきちんと返していました。

ただ、小学生だからと手を緩めないのが、美知先生!

一つ一つ丁寧に、弓の使い方から音の出し方まで指導されました。

色々と難しい要求をされていましたが、しっかり理解して対応しようとしていた事に私は驚きました。

通常レッスンでも。更に難しい事を要求しても構わないのでは?と反省させられた瞬間でもありました。

IMG_3084最後に、私の教室で1番の古株で幼稚園の頃からレッスンをしている、江原君です。

休憩後、美知先生に「早く僕も弾きたい!って顔をしているねぇ」と言われ、クライスラーの「前奏曲とアレグロ」を調子良くガンガン集中しながら、弾き切りました!

途中、難しいスピッカートの訓練に苦戦しながらも、何度も挑戦して頑張りました。

また、基礎的な右手や左手のフォーム等動き方も指導され、これまた中長期的な目標が出来て、とても実りあるレッスンになりました。

IMG_3092マスタークラス終了後は、最後に聴講生の皆さんやレッスン受講生の生徒達と、写真撮影をされたりサインをされたりして、楽しい雰囲気で終わりました!

また、機会がありましたら第3回マスタークラスも、予定して行きたいと思います!お楽しみに!

・・今回の私の反省・・

セカンドオピニオンはやはり大事ですね。

私のレッスンは「長所を伸ばす事」と「短所・苦手を克服させる」という比率が7:3位の設定で、良い部分を褒めて伸ばす事に集中して来ましたが、今回「短所をしっかり粘り強く頑張らせる」という事がもうちょっと必要かもしれないな。と痛感致しました。

私のレッスン理念は「楽しんで頑張っていたら、いつの間にか出来るようになっていた!」なのですが、やはり苦手分野を集中させて克服させる事も重要であり「楽しんで楽器を続けていく」上でも重要な教育ではないかと改めて勉強しました。

つまり、基礎です!

最近コンクールや発表会等、目の前の準備に追われて、中長期的な基礎作りが欠けていたかもしれないです。

嫌にならない程度、少しの痛みを感じる程度に、カール・フレッシュ(音階)や小野アンナを増やして行こうと思います!


 

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杉浦美知 Michi Sugiura

ワシントンD.C.に生まれる。カーティス音楽院卒業。幼少よりアメリカ国内各地のコンクールに優勝し、フィラデルフィア管弦楽団、ナショナル交響楽団等、多くのオーケストラと協演。高名なイヴァン・ガラミアン教授に招かれ、16歳でカーティス音楽院入学。在学中、イタリアのキジアーナ音楽院マスタークラスに参加、ディプロマ名誉賞を受賞。カーティス音楽院卒業後インディアナ大学大学院において更に研鑚を積む。

バール・セノフスキー、イヴァン・ガラミアン、  アーノルド・スタインハート(グァルネリ弦楽四重奏団)、フランコ・グッリ、ミリアム・フリード、二宮夕美、江藤俊哉の各氏に師事。

メニューイン(英)、モントリオール(カナダ)、エリザベート王妃(ベルギー)、カール・フレッシュ(英)、日本国際コンクール等の著名な国際コンクールで受賞。その後、ソリストとしてブリュッセル放送交響楽団(ベルギー)、ヤナーチェク室内合奏団(チェコ)、群馬交響楽団他と協演。各地でリサイタルのほか、NHK、RTB(ブリュッセル)、WMFT(シカゴ)放送局等のリサイタル番組にも出演。全日本学生音楽コンクールの審査員を務める。