クニトInt’lストリングスクール(KISS)主催、第7回マスタークラス(公開レッスン)を、大泉学園ゆめりあホールにて行いました。

ピアノ伴奏を務めて頂きました、大澤先生、轟先生、そして、保護者の皆様、聴講生の皆様、ご協力有難う御座いました!m(__)m

今回は、私がポートランド(OR)に留学していた時の恩師であり、Y.ハイフェッツやギンゴールドなどの名巨匠達の愛弟子であられる、キャロルシンデル(Prof. Carol Sindell)教授をお迎えして、4人の私の弟子をレッスンして頂きました。

プログラムは、江原君(小1)のカバレフスキーのヴァイオリン協奏曲第1楽章からはじまり、山口君(小5)のサン=サーンスの序章とロンド・カプリチオーソ。

秋谷さん(小6)のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲3楽章。最後に、梶谷さん(高1)のラヴェルのツィガーヌをレッスンされました。

今回印象的だったのは、キャロル先生が受講者全員のヴァイオリンを手にとって、見本演奏をしながら指導されていたことでした。

荏原君

分数楽器(子供用の小さい楽器)を弾きこなし、分数楽器の使い方を伝授する姿は流石だなと思いました。

キャロル先生のマスタークラスは、音楽的な話から、テクニックの話。そして、時に詳細にフィンガリング(指使い)やボウイングの指示もあり、とても丁寧なマスタークラスでした。

最初の受講者、トップバッターは、イルカの人形をヴァイオリンを弾く時以外肌身離さず持ち歩く、小学校1年生の江原くん。

キャロル先生は、まだ小さく幼い可愛らしい姿ながらもカバレフスキーのコンチェルトを弾きこなす彼に、時折微笑みながら凄いね!と隣にいた私に話しかけながら、楽しそうに聴いておりました。

レッスンでは、ヴィブラートのかけ方や、リズムを変えて練習する事でクリアーに速く弾ける方法、また指番号などのアドヴァイスもありました。

山口君

秋谷さん

梶谷さん

2番目は、真面目でとてもヴァイオリンが大好きで好奇心旺盛な小学5年の山口くん。

小学生で、しっかりサン=サーンスの(通称)ロンカプを弾きこなす技術にとても驚き喜んでくださいました。

レッスンの中では、どうやったら音がもっとステージの後ろまで飛ぶか指示されました。

実は、この指示、直前の私と山口君とのレッスンでも出ていた話で、イキナリ核心をついて指導されるところは流石キャロル先生でした。

そして、3番手のキャラクターからヴァイオリンまで面白く?最近演奏も人格も大人になった!と周囲から評判の小学6年の秋谷さん。

彼女は、何か印象的だったのか!?キャロル先生に直ぐに1番に名前を覚えられていました。

とても自信を魅せる演奏で、素晴らしいと褒めていました。

秋谷さんは、キャロル先生に英語で質問をしたりして活気のあるマスタークラスとなりました。流石、KISSの生徒の中でのマスタークラス受講数ナンバーワンです。

最後は、私の1番弟子で、最近中々良い感じで高校生になって益々輝きを増した高校1年の梶谷さん。

ラヴェルのツィガーヌをバリバリっと弾きこなし、キャロル先生も彼女のテクニックにとても満足され、演奏中ウンウン頷いて「クニ、やるじゃないの!」という感じに私に仰っていました。(ニヤっ)

言いたい事が30分では足りなそうで、バーっと超特急でアドヴァイスされていました。梶谷さんも、色々と課題が見えてきた様で勉強になったようです。

私事ですが、マスタークラスの後、受講者の先生である私にキャロル先生が「私の貴方の年齢の時よりしっかり結果を出して頑張っている!とてもグッジョブだ!私の生徒たちと1ヶ月位交換してみない?」なんて冗談ですが言ってくれた事が嬉しかったですね(^^)

最後に生徒さんたちや、アシスタントを務めてくれた聴講生の皆さんとイタリアンレストランへ行きました。

私にとっても、先生にとっても、生徒たちにとっても、とても良い想い出になった日となりました(^^ゞ

 

 


photo by Reo Matsuzaki

–講師紹介–

客員(ゲスト)講師・Prof. Carol Sindell(キャロル・シンデル教授)

ジュリアード音楽院卒業。7歳より、J.ギンゴールド氏に師事をはじめ、僅か1年後に、アメリカを代表する「クリーブランドオーケストラ」とモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を共演し華々しいデビューを飾る。その後、最年少ソリストとして11歳で、指揮Robert Shaw氏と「クリーブランドオーケストラ」とメンデルスゾーンの協奏曲を共演。この共演の成功により、多数のリサイタルやオーケストラの共演の機会を得る。

1962年、ヴァイオリンの王と呼ばれるY.ハイフェッツ氏に師事をはじめる。有名なインターナショナル・ブロードキャストで放映された、「ザ・ハイフェッツ マスタークラス」に出演し好評を得る。ジュリアード音楽院に在学中、I.ガラミアン, E.モリーニなど有名奏者の影響を受ける。また、「The Friday Morning Music Clubコンクール(ワシントンDC)」や「The International Advisory Councilコンクール(シカゴ)」等の名国際コンクールにて第1位を獲得。

1972年、Martha Baird Rockefeller Grant for performanceを受賞。1974年のニューヨーク・カーネギーホールでのリサイタル後ソリストとして世界的に活躍中。また、国際的な音楽祭にも招待されている。ポートランド州立大学教授を務め、数え切れない才能ある生徒たちを輩出させている。


その他の写真 マスタークラスの様子!