千香士先生宅へ

故田中千香士先生が亡くられて早4年。千香士先生の奥様、あや先生の元に年始のご挨拶に伺うのも、日本帰国後3回目。早い早い。
月曜日に大雪が降ったのですが、自転車でゆっくり大泉学園の千香士先生宅へ。前回と変わらず、先生のお部屋は時が止まっていました。机の上や譜面台。ソファー。全てそのまま。蝋燭前にある大きな先生の写真に、この1年の感謝を込めて「有難うございます!本年もよろしくお願いします!」と手を合わせました。
その後、リビングに案内して頂き、お菓子を頂きながら、千香士先生の話からクラシック界や仕事の話を1時間半程させて頂きました。私の報告をしながら、コミカレを紹介して頂いたあや先生に御礼を言いました。あや先生は、コミカレの前任であられた故雨森先生の親友でして、色々コミカレでのアドヴァイスも頂きました。
そして、私が抱えている最近の悩み(仕事で忙しくて練習する時間が少なくなった事など)相談しました。すると、千香士先生がどのくらい忙しかったをあや先生から伝えられまして、私はまだ全然先生の足元にも及ばん!と、むしろ悔しくなりました。また、あや先生から「主人がいたら、なんて今言われたと思う?」の質問に、ハッとしました。
そして次の瞬間、あや先生からトドメの一言。「スケール(音階)はちゃんとやってるの?」
私は、シマッタ・・・。と思いながら、「あぁっ。すみませんでした!」と何故かあや先生に謝ってしまいました。あや先生が、「私も忙しかったけど、毎日1時間のスケールだけは欠かさなかったわよ」と言われ私は「何をしてるんだ。。」完全脱帽。。目が覚めた感覚になりました。その後私は、「一から出直してきますっ!!!」とあや先生に言って、逃げる様に千香士先生宅を出ました。
スケールは、ピアノで言えば「ハノン」。スポーツで言えば、ランニングや準備体操。基礎の基礎。スケールをやらないという事は、ヴァイオリンの技術を断食している様なモノ。
千香士先生の口癖で、「スケールやセブシックはちゃんとやってるか?」というのが、千香士弟子なら強烈に残っていると思うのですが、その言葉を忙しさにかまけて最近の私は完全に忘れていました。
私は、その日から時間があればスケールをさらい始めました。
今年は初心に帰ります。すいません、先生・・・、、

今日は、事務関係のお仕事の合間でブログをしています。が、中々進まない。
-春の発表会の調整 -コミカレの音楽人生講座の題材-リサイタルの準備 -オーケストラ創立案のβ版完成-KPHOの指揮の準備 -コミカレ音楽祭の準備-レッスン関係のまとめ
いろいろ忙しいです。でもスケールはやるぞ!!
それでは、今日も明日も皆さんがしあわせでありますように!(^^)

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Kunito Int'l String School!

クニトInt'lストリングスクール ヴァイオリン教室/バイオリン教室 3度の飯より教えることが大好きな講師が、アメリカ大学で行われている国際感覚豊かなレッスンを行ってます!

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