ポートランド演奏旅行2013その1

2013年10月24日木曜成田から約9時間。デルタ航空618便(B767-300)にてポートランド着きました。フライトは、普通のエコノミーより広いエコノミーコンフォートという席でしたが、1時間半程しか眠れませんでした。飛行機で、寝て起きた瞬間に(残り飛行時間を確認した時に)余り寝る前と時間が変わらないと凄くがっかりしますよね(^_^;)飛行時間の大半は、Ipadminiに入れていた動画を観てました(^^ゞ
午前8時半ポートランドに到着。国境審査。悪いことしていないのに、直前いつも何故こんなに緊張するんだろうか。というか、最近毎回色々と問い詰められます。↓こんな感じで。「ハロー。えーと、どれくらいおるん?なんや、それ?あぁ、ヴァイオリンやな。何の演奏をするんや?ヴァイオリン・コンサート!?凄いやん。ていうか、前にアメリカで勉強してたみたいやけど?、、、そうかそうか。それでどこで演奏会するんや?誰と演奏するん?まあええわ、ほな、さいなら〜(最後は全然興味なさそうに・・)」、、、なんか、気分が悪い。ていうか、こんなに話す必要ないでしょ!興味無いのに(^_^;)眠くて、英語も頭と舌が回らないのに。

その後、国際免許証を提出して、レンタカーを借りました。ポートランドでは、お店レストラン、カウンターのどこでも必ず挨拶されます。担当の女の子がニコニコして「フライトはどうだった?」なんて聞くので、(ニューヨークでは無愛想な対応、東京ではマニュアルの対応を受けて来た)私としては「もしかして、この女の子俺に興味あるのかな?」なんて思い、国境審査とは違い気分は良くなりました。(笑)そして、最低限の保険をかけようと思っていたのですが、ニコニコの女の子が薦めてくるので、仕方なく最大限の保険を掛けてしまいました。ま、、保険は持っていて損はないかな。。とりあえず、右の白い車をゲット。
その後、携帯電話を手に入れに行きました。携帯電話は、日本のiPhoneではSIMフリーでアメリカでSIMを手に入れても使えないのですが、昔私が使っていた電話にプリペイド用のSIMカードを購入したところ、使用可能になりました。しかもテザリングが可能なので、iPhoneにも電波はとても弱いですが、Wifi機器として使えます。
ホテルは、(私が飛行機の見える部屋で、値段が同じでも広い部屋とワガママを言ったので)チェックインに時間が掛かりましたが、無事チェックイン。シャワーを浴びて少し仮眠。

そして、第1回目のリハーサルへ行くのですが、その前に私のホストファミリーであり、私が赤ちゃんの頃からお世話になっている、ジェコブセンファミリーの家へ。おみやげを渡してディナーをたのしみました。左の写真。少し楽しそうに撮れました。

そして一回目のビーバトンオケとのリハーサル。
オーケストラのメンバー達そして指揮者のトラヴィスさんも、私の登場をとても歓迎してくださいました。

ハチャトゥリアンはとても良い曲で好きだけど、難しいよ!という声がほとんどでした。確かに、ソロも中々難曲ですが、伴奏は合わすこと、カウントが難しいです。
ですが、そしてリハーサル後、指揮者もオーケストラのメンバーも、ブラボーと言ってくれました。みんな優しいですね(^^ゞこの日は、12時頃寝まして、次の日は14時まで寝てしまいました。

そして、土曜日LA、ロサンゼルスに日帰りで行ってまいりました。行きはCRJ900で、帰りはB737-900。どちらもWifiが付いていて、機内でインターネットが出来ました。素晴らしい時代です。

ロスに行った目的は、東京クァルテットが解散してNYからLAに引っ越した、我がアメリカニューヨークでの師匠、マーティン先生に会うためです。東京クァルテットが解散して、マーティン先生が日本に来る機会が激減したので、現在マーティン先生が住むLAに行きました。ですが今回、来年5月に大阪で行われる国際コンクールの審査に呼ばれたのを今回知りまして、少し嬉しくなりました(^^ゞ

LAのダウンタウンど真ん中に位置し、ロサンゼルスフィルの本拠地であるウォルトディズニーホールの隣にあるコルバーンスクールというとても有名な音楽学校がにあります。

そこでマーティン先生は教鞭をとっております。コルバーンスクールでは、授業料はもちろん、住む場所までもが奨学金で賄われて無償です。レヴェルの高い学校です。将来私の生徒も、この学校に送りたいです(^^ゞそこで、レッスンを久しぶりにしてもらいました!「来週私が演奏会がある」と知らせても流石はマーティン先生。一切手を抜かずに全力でレッスンをしてくださり100個以上の指示をいて頂きまして、凹むのと同時にとても勉強になりました。LAの滞在時間は約8時間なのですが、結局5時間近くレッスンをして貰いました。しかし、このレッスン内容を1週間以内にこの指示を噛み砕かなくてはならなくなり、今必死にホテルで練習中です。折角日本で頑張って来たのに、一日目のリハ後に得た自信がウソのように失くなっていく・・なんとかしなくては・・。でも今後また上手くなる予感がします。途中休憩昼食を、リトル・トウキョウで取りました。博多ラーメンです。中々美味しかったですが、先生と話せないくらい店員さんの声が大きかったです。

LAから戻り、今日、28日日曜。

ポートランドの師匠、キャロル先生の演奏会がMerylhurstという大学の大きい教会でお昼に行われました。

フローリスタントリオというポートランドで有名な、ピアノ3重奏です。

ヴァイオリンは、我が師匠、キャロル先生。

チェロは、大学時代に室内楽の指導を行って頂き、公開レッスンを沢山薦めてくれた、ハミルトン先生。

そして、ピアノは、ジュリアード時代パールマンと同級生で、CDをパールマンと一緒に作ったり、パールマンがポートランドに来ると必ず共演するジャネットさん。

キャロル先生は、相変わらず、素晴らしいハイフェッツ弾きとキャロルの独創性を合わせた、見事な豪華な演奏でした。私も久しぶりにキャロル先生の演奏を聴いて、少し感傷的?になったりしました(^^)

その後、レセプションが有りまして、更にその後嬉しい事に、キャロル先生だけではなくハミルトン先生にディナーに誘って頂きました。

写真の人達、右から、ピアノのジャネットさん。ハミルトン先生、キャロル先生。そして左はキャロル先生のボーイフレンドです。ポートランドでは、クラシック音楽業界の有名な御三方というかビック3です。

その為、ディナーでは最初緊張したのですが、積極的に私に話し掛けて下さり、私も色々話すことが出来て良かったです。

そして今、スターバックスで、日本のと味が違うソイ・ラテを飲みながらこのブログを作っております。

こちらに来てから、私のスタバ依存が再発してきました。毎日コーヒー飲んでます。

そして、明日は2回目のリハーサル。マーティン先生のお陰で、少し合宿ぽくなってきましたよ。

ポートランドでは楽しもうかと思ったのに、正直楽しむ場所から何故か修業の場に変更してしまい、ちょっと想定外(^_^;)がんばります。

それでは、また更新します。皆さんが明日も素晴らしい日でありますように(^^ゞ

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Kunito Int'l String School!

クニトInt'lストリングスクール ヴァイオリン教室/バイオリン教室 3度の飯より教えることが大好きな講師が、アメリカ大学で行われている国際感覚豊かなレッスンを行ってます!

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