親子連携能力を最大に活かす指導法

今日のブログは、私が考える指導法!

以前こどもまなび☆ラボさんに取材を受けたときにもお話しましたが、ヴァイオリンの上達には、お子さん、親御さん、ヴァイオリンの先生の3者の連携が必ず必要で、信頼と尊敬がこの3者の間で行われなければ、上達の道は遠くなります。

私が考える子供の最強最速の上達法は「親御さんの指導による上達が1番」だと考えます。というのも親御さんが一番お子さんと一緒に過ごしている訳で、先生は週に1回、30分〜1時間しか会わない訳です。

先生の指導も大事ですが、お子さんの人生では親御さんの指導が大部分を占めます。子供に言うことを聞かせるために、日本全国で親子バトルが行われていることも知っています。私も沢山しました。苦笑

もちろん!教え方が上手な素晴らしい先生に出会うことは上達のための必須条件ではあります。ですが、その素晴らしい先生が、親御さんが指導しやすいようにしているかどうかが本当の上達の鍵だと思っております。

どういうことか!??

子供と一緒にいる時間が一番長いのは親御さんです。その親御さんが、尊敬して先生に気を遣うことは、「子供が先生の指導を真面目に聞く」為の第1条件だと思います。それは世の中の90%以上の親御さんが基本クリアー出来ていると思います。

しかし、同じくらい大事な上達条件は、「子供が親御さんの言うことを聞いてもらえるようにする」為に、先生が「親御さんを尊敬し気を遣っているかどうか」だと考えます。

もちろん、親御さんがそのために、練習して「音楽や楽器に対する能力を尊敬しろ!」というわけではなく、先生の尊敬対象は音楽以外でもなんでも構わないのです。

例えば、親御さんの職業のこと、親御さんがどれだけその子供の練習に付き合って努力したかでも良いので、親御さんに褒めることが、私はかなり子供にとって重要なことだと考えます。

子供が褒められて嬉しい親御さんと一緒で、親御さんが褒められれば子供も嬉しいのです。そして頑張ろうという気になります。尊敬する先生が親御さんの言うことを聞くようお願いすることも重要だと思います。

たまに間違った先生の例として、「親御さんを、子供と同じ生徒」だと勘違いする先生がいます。これは大間違いです。

また逆に、残念なことにレッスン代を払ってわざわざレッスンに通っているにも関わらず、親御さんが先生を軽視しているケースもあると思います。

親御さんが先生を軽視すれば、子供も軽視します。レッスンもきっと理想に近づくことなく最悪成り立たなく、かなり低い理想の結果になることでしょう。この状態での成長は見込めません。

お金だけ払っているビジネス上の関係のように考えれば、お互い最高のパフォーマンスは得られなくなることでしょう。

やはり尊敬されてるな。ちゃんと好かれてるな。と思う生徒さんと親御さんの上達はとっても早いですし、先生も出来る限りのことをしようと思います。

ですが、それだけでは上達条件は成り立たず、「先生も親御さんを尊敬して、親御さんを褒める!」ということが私はとっても大事なような気がします。

それでは、明日もみなさんが楽しい一日でありますように!(^^)

最新情報をチェックしよう!
NO IMAGE

Kunito Int'l String School!

クニトInt'lストリングスクール ヴァイオリン教室/バイオリン教室 3度の飯より教えることが大好きな講師が、アメリカ大学で行われている国際感覚豊かなレッスンを行ってます!

CTR IMG