【連載企画】第5回子供に練習をさせる18の方法「褒める」

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「褒める」

「褒める」ことは、ポジティブになりますし、練習時にはとっても良い指導法と思います。
ただ、なぜか日本では、褒めること自体が勿体ないこと。もしくは、相手に褒めて満足されることを怖がり、練習で褒めることを避けてしまう親御さんが多いのも事実です。私の母もそうでした。苦笑

ただ、練習する時に子供を褒めるって難しいですよね。何しろ楽器は、近くにいれば近くにいる人ほど、上達を感じにくいものです。背が伸びたのがわかりにくいのと一緒です。いや、背丈の成長の方がまだわかりやすいですかね。

上達を褒めるためには、過去を振り返ることが一番の近道かなと思います。出来てない時のことを覚えておいて、それで褒めるわけです。

上手くなった証拠を作るのも一つの手です。
一番の証拠は、録画録音かなと思います。過去の発表会の時の演奏を聴いたりすると、上達を感じ、褒めること、一定の評価が出来ると思います。
練習でも、しょっちゅう録音録画を撮っておけば良いんです。

私も、練習開始時には、よく録音を録っておいて、最後に聞き直してガッツポーズをすることはよくあります。

また、褒めるときは、ハードルを低くしておくことも大事ですよね。
褒めれない親御さんの一番の問題は理想が高いこと。いえ!決して理想が高いことは悪いことではありません!もう一回言います!理想が高いことはむしろ良いことです!私は、理想が高いことはリスペクトしますし、理想は高く有るべきだと思います!

しかしながら!何がいけないか!

例えば、一番最後の目標、つまり最後の演奏会の時の理想と、練習時を比べて指導し過ぎると、あまりに現実とかけ離れます。そして、生徒も親御さんもストレスいっぱいになり、褒めるどころか子供と口論になりバトルに練習が崩壊します。これが悪循環です。どの家庭にもあります。私も星の数ほどありました。

なので、一番大事なことは、指導している内容が、本当にミクロでも出来るようになったら、喜び褒める。ということが大事だと思います。
ミクロな上達、小さな上達を見つけられるようになれれば、シメたものです!
そこで、高い理想に(大目標)に向けて一緒にやっていく姿勢があれば、楽しくなってくるでしょう。

でも、ここまで読んでくださって多くの親御さんが思うでしょう。

上達って先生!上達が本当に無いんです。練習してても、ただ弾いているだけなんです。

でも、この褒め、私なら出来る自信があります。ふふ。

私なら先ず、「練習しただけ」でまず褒めます。そして感謝します!

「おぉっ!練習して偉いね!努力してくれてありがとうね!でもここの部分、もっと上手くなってくれたら嬉しいし、聴きやすくて有り難いんだけどなぁ!しらんけど」という言い方をします。笑

・・・・「先生、そんなあまくない」って?「それは先生が言うから効果あるんでしょ!?」って?笑 確かにそうかもしれません。

でも、直球で指導して悩んでいるわけですから、ダメ元で変化球で試してみませんか?他にも18の練習させる方法あります。試してみてはいかがでしょうか?

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クニトInt'lストリングスクール ヴァイオリン教室/バイオリン教室 3度の飯より教えることが大好きな講師が、アメリカ大学で行われている国際感覚豊かなレッスンを行ってます!

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