【連載企画】(最終回)第18回子供に練習をさせる18の方法「練習したらどうなるのかリアルに伝える」

※連動企画「どうしてヴァイオリンを練習するか?!」【全23回】もYoutube(動画)やPodcast(音声のみ)で配信中!是非合わせてご視聴ください!!

「練習したらどうなるのかリアルに伝える」

この練習させる方法は、よくレッスン中に生徒に親御さんの言うことを聞いて欲しい時に言うアドバイスです。
今回で最終回なので、特別にどういう風にアドヴァイスをしているのかレッスン中の㊙会話を文字に起こしてみます!

・親御さんの言うことを聞かない生徒とのレッスン中・

先生「あのさ、先生とのレッスンって1時間だけど、君の人生でこのレッスンが何%か知ってる?」

生徒「わかんない、10%くらい?」

先生「何言ってるの?レッスンは、1時間。てことは、1日24間分の1、1週間に1回ならば、24×7分の1、ということは、なんと1%にも満たない時間しかレッスン出来ていないんだよ」

生徒「なるほど」

先生「それで、今まで生きてきた中で、君と一番過ごしているのは誰?そして、レッスンに付いてきて練習時間が一番付き添ってくれているのは誰?先生?」

生徒「・・・・(母を指差す)」

先生「でしょう?だから、お母さんは君のことは一番理解しているの。だからお母さんを先生だと思ってしっかりお話聞いて!ね!?お願い」

生徒「うん・・でも。・」

先生「でも、じゃなくてさ。・・・・うーん。じゃあさ。人生は選択出来るんだよ。知ってる?だから今、ここで先生の話を聞くことも君は選択しているんだよ。それで、どうして君は先生の話を聞く選択をしているかわかる?」

生徒「だってお母さんに怒られるから」

先生「苦笑・・そのとおりだね。じゃあ、練習しないとどうなる?」

生徒「上手くならない、お母さんに怒られる」

先生「うん、じゃあ練習したらどうなる?」

生徒「上手くなるお母さんに怒られない」

先生「ふむふむ、じゃあ、上手くなって、お母さんに怒られないとどうなる?」

生徒「えーと、、、気分が良い?」

先生「そう!気分良くなり、しあわせになるんだよ。そしてお母さんもね!喜ぶよね」

生徒「ふーん」

先生「しかも、お母さんが喜んだから、どうなるか分かる?お父さんも喜ぶよね。だって怒ったお母さん見ても嬉しくないでしょ。それでお父さんも喜んだから、会社の人も、喜んでいるお父さんをみて嬉しくなる人もいるかもしれないよね。そしたら、その人の家族関係者も?」

生徒「おーすごい」

先生「そう!凄いんだよ。笑顔いっぱいになれば、地球が皆がしあわせになるんだよ」

生徒「言い過ぎです・先生。」

先生「冷めてるな〜。でも、その可能性はあるでしょ。だから練習するかどうか選択する時に、どちらが良いかちゃんと考えると良いです!これはもう練習に限らないけどね!」

なーんてアドヴァイスしたりします。
子供に、練習した後、頑張った後、勉強した後の世界を、少しでも想像させることは、私は重要じゃないかなと思いますし、少しでもモチベーションに繋がると思います!

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Kunito Int'l String School!

クニトInt'lストリングスクール ヴァイオリン教室/バイオリン教室 3度の飯より教えることが大好きな講師が、アメリカ大学で行われている国際感覚豊かなレッスンを行ってます!

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