国登ヴァイオリン教本 | 公式サイト!
- 「これ迄に無かった教則を追求し続け完成した初心者の為のヴァイオリン教則本」遂に発売!
- Amazonベストセラー/売れ筋ランキング第1位獲得!(弦楽器&ヴァイオリン部門)
- 全国書店・ネットストアにて大好評発売中!※好評につき、売れ切れ報告有!
- 販売・発売元・株式会社サーベル社・制作・販売 株式会社エス・ツウ
※当教本は、すべて著作権フリーの曲を扱っております。以下クリックするとアマゾンのサイトにアクセスします。
☆Amazon売れ筋ランキング
・国登ヴァイオリン教本が「ヴァイオリン部門」1位!「弦楽器部門」1位!「ほしいものランキング」第1位を獲得し、更にベストセラーを獲得しております!!
〜国登ヴァイオリン教本PV〜
推薦者の声&Amazonレビュー!!
☆ヴァイオリンを弾く上で混乱しがちなたくさんの技術を、より簡潔にまとめてあり(ヴァイオリン指導者・R先生)
続きを見るDVDには西谷先生の実演もたくさん入っており、ヴァイオリン上達への近道になります。
とても贅沢な教本になっていますので、皆様におすすめ致します!(ヴァイオリン指導者・R先生)
☆オールカラー&DVD付きでとにかく分かり易い!(amazonレビューよりStrad1716様)
続きを見るお店で見た他の教材は、モノトーンだったり、またDVD等の映像も付いておらず、中々1人では使いづらいものばかり。漸く、音楽雑誌に載っているDVD付きの教材を見つけても高額で手が出せず・・・。弦楽器の教材って、自分に合ったものを見つけるのとても難しいですよね。経験された方なら分かると思います。
そういう点で、この教材は見易くて、映像でも確認出来るので、本当に良いと思いました。加えて、クラシックの名曲がいきなり弾けちゃうというのは、欲張りで見栄っ張りな私にとっては、嬉しい限りです!大人になってからバイオリンを始めた私にとっては、やっぱり心のどこかで、きらきら星からではなあという気持ちがあったので(笑)
取り敢えず、DVDは一気に見てしまったのですが、西谷先生の語りかけがとても柔和で、また分かり易いので、時間を作ってゆっくり1人レッスンをしたいと思います。表題にOp.1とあるので、Op.2も3も期待したいところです!このレッスン本なら、何だかバイオリンがうまくなりそうで、今から楽しみです!
エンドロールのNG集(笑)・・・レッスンDVDでは中々、というか絶対ないですよね。西谷先生のお人柄なのでしょうが、面白かったです。そして、さすが海外で活躍されて来た国際派バイオリニストと感じた瞬間でもありました。
☆初心者&独学にピッタリな、バイオリン教本です(amazonレビューよりharu様)”
続きを見るバイオリンの先生についたことがないので、こういう細やかな教本を探していました!
いつか弾けるようになりたいと思い楽器は購入したものの、ずっと弾けないまま放置していたのですが、この教本に出会い、やっと練習を始めることができました。
一般的な教本では簡単にしか載っていないバイオリンの構え方や姿勢などが、カラーの写真で解説されているので分かりやすいです。
調弦や松ヤニの塗り方なども載っているので、まさに、「この本でバイオリンが始められる」といった教本です。
教本としてだけでなく、解説書、読譜練習本としても使いやすいので、とってもお得だと思います☆
クラシックの名曲が、初心者にも弾きやすいように編曲してあるのも嬉しいですね。
DVDには演奏のアドバイスもあるので、DVDを観ながら練習すればバイオリン教室に通っているようで気に入ってます。
☆納得の内容です(AmazonレビューよりTA様)” 大人になって初めてヴァイオリンにチャレンジしようと思う方にはうってつけの教材です。
続きを見る基本的なことには全て丁寧な解説がなされており、また悪い癖がつかないような注意もされています。
付属のDVDで講師の演奏を見て聴いて、いつでも十分な予習復習が出来るのもありがたいことです。練習曲はクラシックファンなら誰でもがお馴染みの名曲が取り上げられており、とてもとっつきやすくて魅力的です。Step 3 では、威風堂々やアイネ・クライネ・ナハトムジークが出てきますが、これらを弾けるようになった時は格別の達成感があります。
それに何と言っても、気軽に購入できる価格で濃い内容はコストパフォーマンスの点でも納得のいく教材です。
☆バイオリンを始めてみたいという母のために(Amazonレビューよりnon-kikki様)
バイオリンを始めてみたいという母のために購入しました。
レッスンを始めるのは敷居が高いけど、手始めに自分でバイオリンを始めてみたいという方には
本当におすすめです。
私はバイオリン歴趣味で30年ですがこんなに詳しく、しかもオールカラーでわかりやすいものは
見たことがありません。
バイオリン各部の名称はもちろん、調弦の仕方、チューニングの使い方、松やにの付け方まで!
バイオリンを弾く方なら当たり前すぎることも初心者にはありがたい内容だと思います。
曲のページでは、ボーイングはもちろんのこと、指番号が全部、数字ごとに色を変えて振ってあり
どのようなステップを踏んで曲を練習して行ったらよいかまで、詳しく書いてあります。
そしてなんと、曲の仕上がり具合をチェックできるように、シールが貼れる枠までついていて、
さらにシールまでついてびっくりです。
DVDもついているので紙の上で理解しにくいこともわかるかもしれません。
画面に楽譜も映し出され、少しずつ説明付きで進みますのでDVDを見ながら
練習できます。
そして、上記の説明のみならず、先生からの励ましのアドバイス?の言葉も随所に入っており
レッスンを受けている気になるかもしれません。
母には私がはじめは手ほどきしようと思っていましたが、
取りあえずこの教本で十分一人でやってもらえそうです。
☆twitter で 20代男性とおぼしき方が「バイオリンを始めたくて本屋さんで(ヴァイオリン指導者・A先生)
続きを見るtwitter で 20代男性とおぼしき方が「バイオリンを始めたくて本屋さんで検討してこの本を選んで始めてみる」みたいなことを書いて、かつ 習って数日だそうだのに「おもちゃのシンフォニー」をじょうずに弾いたものをアップしていたので、ご本人に直接伺ってこの本を知りました。
その男性は楽譜を読むこともできない人のようでしたが、私が聴いてすこしびっくりするような上質の「初演奏」でした。
それでこの本を求めに、当時の住まいから交通費片道520円「も」かけて(!)
(そういうところに住んでいたわけですっ!!!!!)
買いにいきましたっ!!!!!
まず本の装丁が気に入りました。
A4はいいですね、どんなバッグにも入ります(女子はここが重要!)
ただ、この本を抱えて歩くことで、抱え方によっては表紙のおじさんorおにいさんを抱きしめて歩くルックスとなるわけで そこは最初「ん????」とチョット思いましたが、
本の内容を辿ると、この教材のコンセプトが ロマンチック or 女っぽい(時々ある種の教材にみられるような)ものではなく、
あらゆる年代性別にむけて 国登先生ご自身が、優しく、心をこめてかたりかけてゆく性質のものであったので、この表紙はこの書籍の内容に合ってると思いました。
そしてこの謎の(購入当時は!^ ^)先生は、
本を読み進めることで、「かわいいおにいさん」であることも判明(^^)、書籍中にある先生ご本人のイラストアイコンが、めっちゃかわいく描かれているのですよ。
著書全体の印象として、個人的には著者ご本人のご師匠である田中千香士先生の、あたたかみあるご書籍のコンセプトに相通じる感覚をもちました。
総じて優しく易しく、おもしろく進めることができます。
たとえば「ごほうびシールコーナー」があります。
私は「ごほうびシール」が欲しかった生徒ですが当たる先生当たる先生「そんなくだらないもの」みたいに言われてきてて、もらったことがなく、でもシールは欲しかったですから(笑)この部分だけでも、西谷先生が想像なさってる以上にめちゃくちゃ嬉しい(笑)のです。
もちろん貼ってますとも\(^^)/
大人を育てるにあたっても こういうちょっとした機微は大切だとおもっています。
さて、前置きが長くなりましたが 端的によかったところを列挙しておきます。
・西谷先生の「ご自分の言葉で」アドバイスが入ってる。
・選曲のよさ(バイオリンだったらこの曲でしょ!が最初から集まってる)
・付録の「初見ドリル」
大人の生徒を受け付けて楽器を弾いていただくにあたって
従来より日本にある定番教材は優れていると思いますが、そこには「こどもたちへの情操教育」も含まれた選曲が織り込まれていると思います。
その部分に時間をかけると、大人から始めた方にはどうしてももどかしく、おうちで勝手に弾きたい曲を弾き始めて変な癖がついちゃってなかなか治せず、従ってレッスンが進まず、という悪循環が生じます。
そこを、少々アレンジしてでも「そうだ、これバイオリンの曲だね!」といった部分で教師生徒双方が喜びをもって取り組める構成になっています。
アレンジは、ポジション習得の都合でやむなくなされているケースが殆どで、最小限ですので、教師が小さな音で原曲どおりにユニゾンして、生徒の興味を促すこともできるレッスンの進め方が可能です。
指使いは、色つき、○囲みの数字でわかりやすく示されます。
大人の生徒はわりあいすぐ「ここは4の指ですか?開放弦ですか?」と訊いてきます。
バイオリンをちょっと弾くとわかると思いますが「音階の上降は解放弦下降は4の指で」をかたくなにあてはめると、不自然なメロディーラインになったりすることがあるので、教師がそこを適時変更しますが、この具合が「なぜそうなるか」をなかなかわかってもらえなかったりすることがあるのです。
この著書での「ここは4のほうがやわらかい音が出ます」のように、「感覚的ながら絶対的なもの」を「文章で印刷されていた」部分は 大人初心者さんに重要だと思いました。
大人の初心者さんはどうしても、指番号で一致させながら音を拾っていきがちなのです。
しかも音譜を読むこともたいへんです。
最初は指番号に色がついていますが これはじつはありがたいのです。
「最初からちゃんと譜面を読みましょう」がよいことは教師なら誰でもわかってると思いますが、習う人の立場でそこはハードルが高いのです。
最初は指番号を色で認識していっていいと思います。
「バイオリン弾けたね~」という喜びは私たち教師が想像する以上の気持ちであるというのを私自身たくさん体験しておりますので、まずはそこまでを楽しく、ストレスを与えずに誘導することがたいせつです。この著書は、その気持ちを早期に満たしてくれます。
選曲の中で、アイネクライネだけが、突出した難曲です。そこは教師側の心の豊かさを使って、「そうなのよ〜、こんなこともやっていくんだけど大丈夫できるよ!」とかわして気持ちを明日につなげつつ、次の課題に進む楽しさを提供できるといいですね。
譜面がなかなか読めないという問題はバイオリン教室の多くが抱える問題で、私も初見課題に四苦八苦してきましたが
この著書には「初見ドリル100」というのがついてまして、バイオリンを習得するプロセスに則した課題が丁寧に出題されていて、シンコペーションに至るまでの難易度を持った課題が盛り込まれています。これは大変ありがたい巻末企画です。
また、この本ではハ長調をわりあい早い段階で学習します。
バイオリン専業で大人になった人には想像ができないかもしれませんが、幼少時、ピアノから学習した、または早期に絶対音でソルフェージュを習得した人、あるいはそれに近い環境で音楽に接した人にとっては「最初に習う音階がハ長調ではない」ことがどれだけ難しいかという問題があり、ハ長調の出題が一定以上に遅いことは、人によっては大変な苦しみとなります。
「第一巻」でハ長調まで出てきてることも、想像以上に重要です。
私は楽器を休んでいた再開を兼ねてこれを楽しんでみてますが、わかりやすい印刷で楽しく取り組みつつ、自分の演奏の課題(欠点)なんかを、まだこういった初心者さん展開の教材で発見できています。
この本が色刷りで、薄っぺらい(本の内容でなく装丁が!!)ことは、バイオリン教師生活が長い方々には見落としがちである「モチベーションの高さ」を与えてくれます。
「写真がある、色刷り、DVDまでついてる!? 」となると「できそう!」な気がして買いたくなりました。
これは私の素直な感想です。
DVDでは、先生が階段からご登場になり、(^^)緊張たっぷりのカチカチぶりに、観ていてクスっとなりそうな微笑ましさで始まります。いえいえ!それが好感です(^^)
はじめて曲が弾けるまでの数々の説明が丁寧です。流れるBGMが教材中の曲であるというのは効果的、「調弦は泣きたくなる」など 初心者の気持ちに合った言葉選びも嬉しいです。
「一度悪い姿勢、、、、、治すのがタイヘンです!」
と
拳を握りしめて強く説得します!
バイオリンの初心者さんが初めてこのDVDを見ても、ここにとりわけ力がこもっちゃった意味がまだ分からないかもしれませんが、そうじゃない見方でこのDVDを楽しんでいる私は、つい強めた語気と拳に「心」を感じ、また微笑ましくクスっです(^^)
教本中、曲の終わりによく「弓を上げて」と、印刷されてます。曲の終わりで身体がいかなるパフォーマンスになるかは初期の頃からちゃんと教えたほうがいいですね。
コンクール予選などで曲の最後に弓を上げた時に体がバラバラになって、チャンバラのお芝居のような姿で終わる残念な方を時々みかけますが、その原因は形だけで解決できる問題ではないと思うので、曲の終わりに自分の体がどんな形になっててそれはなぜなのかを、バイオリンを始めたその時から考える癖をつけるきっかけになります。
単純なことですがピアノ伴奏がついてて嬉しいです。たとえばカノン、ブラームスのシンフォニーとかの、「原曲がピアノ伴奏の曲じゃないけどレッスンでチョイ弾きたいのに! 」という曲に、原曲に忠実なイメージの伴奏がつきます。 私は威風堂々が楽しい&ブラームスが燃えましたっ(^^)。
Golden Air は、いろんな弾き方ができそうな著者のオリジナル。わたしは「Pagoda」のイメージで楽しめてます。
美しい演奏の終了後、ラストまでちゃんと観たら相当笑える(⁉︎)のでとても役に立ちます(^o^)
DVDでは生徒さんの演奏の映像もありますが、バイオリン演奏が分かる方にはあれ???と思われるようなフォームのモデルさんだったと思います。
でもDVDを観てるうちに、このモデル生徒さんがどういう立場の方かわかります。
これをお使いになる教師の方々には、国登先生、モデルの方、そして指導者ご自身のフォームの三者から、生徒さんにとってベストなフォームをわかりやすく伝達する材料になると思います。
☆国登ヴァイオリン教本 Op.2 バイオリン教師の多くは、生徒がファーストポジションで(ヴァイオリン指導者・A先生)
続きを見る「憧れのレフトハンド技法への挑戦」
バイオリン教師の多くは、生徒がファーストポジションでよちよち曲を弾き進められるようになったら、「ザイツとビバルディはいつ与えよう?」とプランすると思います。
「ザイツ」に至るまでは各教師や生徒の指向性で色々な学習経過を辿りますが、大人の生徒さんへも子供向け教則本をまんま順番に進めて「ザイツ」の取り組みまでに4年ほどかけるケースもあります。その間のレパートリーにバイオリン演奏において重要であるロマン派のレパートリーやロマン派的な表現の課題があまり多くないです。
この教材ではその部分をうまくサポートしています。ザイツまでに一定の時間をかけるなら、ロマン派的表現、ロマン派的な弓の使い方に時間を割いてあげる方が大人の生徒さんには実際的。また大人の生徒さんは弾く弾けないにかかわらず、ゆっくりの曲の学習を希望される傾向があるので(本当はゆっくりの曲が難しいのですが)、その気持ちもじょうずにくみ取った構成となっています。
この本では後半でポジション移動を学習します。ドヴォルザークの「ロマチックな小品集第一曲目」の取り組みはこれまで何処にもなかったですね(^^)
ポジション移動習得のあとの曲が急にやたら長すぎたり難しくなってる教則本も多く、「もう少し易しく短い曲で時間をかけて慣れたいのに」と私は昔、習いながら思いました。日本ではマザスや簡単なロマン派学生協奏曲もあまりやらないので、このちいさな一曲があるだけでも大きいです。しかも「色つき指番号」つき。この段階この課題でそれがついてる事は大切です。アタマを使うことがあまりにもいっぺんに多いと大人の初学者は疲れてしまうことと、スケールがそれほど闊達に弾けないこの段階では曲の中で直感的に運指を理解する訓練も必要だからです。
「20の奇想挑戦曲」では現代的なスタイルかつ、マザスのように短くて目的を持った弾きやすいオリジナル無伴奏曲が並びます。
CDはまったり楽しめ、「曲の演奏だけ」で完結する内容です。 なぜなら結局そのスタイルであれば「使える」のです。 鑑賞して楽しい→きれいなBGMになる→何度でも流す→覚える→弾ける の相乗効果。録音もおおきめできれいです(^^)
☆国登 ヴァイオリン教本 Op.3 スマホのアマゾンの小さな画面でポチっした時、これは(ヴァイオリン指導者・A先生)
続きを見るスマホのアマゾンの小さな画面でポチっした時、これは「バイオリン難しいなぁ」と頭を掻いた表紙の写真かな? なかなか好感が持てるなぁ と思っておりましたが、受け取ったら、弓を高く上げたキメショットでした^^;
第3巻になるとさらに高度な課題に取り組みます。鈴木バイオリン教本でお稽古をされた方は、古い時代のソナタやコンチェルトを全楽章たくさん学習されたと思いますが、その中のいくつかの曲が、たいへん見やすい楽譜で無駄のない形で選択され、同時にエルガーの作品も学ぶ、という構成です。
古い時代の全楽章の音楽の学習が延々続くと、大人から始めた人はとりわけ、「愛の挨拶とかはいつ弾けるのだろう?」と思う傾向もまたありますので、その要望が満たされた形になっています。
エルガーの作品を魅力的に表現するにはこの段階ではまだ少し難しいですが、まずはこれらをポジション移動の教材として、受講者がそれぞれ時間をかけてあたためておくと、後々のロマン派の作品への取り組みが断然楽になります。
楽しかったのは100のエチュードです。イマジネーションの持ち方をいかに行うかは取り組む側の自由ですが、「スタイル」には「絶対」というものが存在するので、ここでは教師がいかに広くバイオリン音楽に触れ、経験し、受講者にそれを伝達できるかという能力が問われます。たった4小節の中にヘンデルの管弦楽作品を感じたり、レスピーギのソロの作品を感じたり、それをまた実際に生徒の目の前で弾いて、尚且つ技術を適切に伝達したりする(楽しい)課題が待ち受けています。
もちろん初見課題として使っても良いでしょうし、
そうでなくても、大人の生徒さんはエチュードの譜読みに四苦八苦でエネルギーをとられてしまい、ときにそこで不本意に思ったとしても、教師側としてエチュードのいくつかは最低限理解してもらいたい、というレッスンの葛藤が生じます。
この本では「たった4小節」でエチュードが100題繰り広げられます。
わたくしは個人的にエチュードがとても好きなので、エチュードに積極的でない人へもこれなら「やっちゃいましょうよ」と言えます。もちろん、エチュードの意味を説明するノウハウを行き当たりばったりにしてはいけないので、ワクワクしながら各課題の目的を解明してる現在です。
本の冒頭にもテクニック練習があり、こちらも目的が明確なので使いやすいです。スケールも本格的に導入されますが、慌ててスケールの本を買わせず、この本を使ってる間はこの本の中のスケールを使って教師がさまざまなアプローチをしていくのがいいと思います。
CDも2巻同様、綺麗なBGMとして楽しめます。
☆国登ヴァイオリン教本Op.4 オーケストラスタディの基礎、ということで、「オーケストラに入ることを望んで(ヴァイオリン指導者・A先生)
続きを見るオーケストラスタディの基礎、ということで、「オーケストラに入ることを望んでない大人から始めたさん」に、これはどうなんだろうという不安がありました。
結果は、通常(洋書で)販売されているオケスタの本とは視点が異なり、「バイオリンを習った人がアマチュアオーケストラに入ったら最も困るのはスピーカートのボウイングである」という部分をクローズアップしています。
そしてスピーカートは、オーケストラに入らなくても必ず「困り」ます!
選曲は、「オーケストラのこの曲気持ちがいいね」といったものではなく、「嫌いな曲!」を敢えて選択していますが、バイオリンの発表会でソロ弾いてもおかしくない原曲を損なわない楽曲としてのアレンジで、オーケストラで必要なスピカートやアクセントなどの「弓のスキル」を学ぶものになってます。
アマチュアオーケストラに入った人の多くは「音をとること」ばかりの個人練習に固執する傾向があるのですが、見た目としても、弓の正しい習得が出来てない人は、客席からオーケストラでも目立ちます。
この教本は、弓の学習としてどんな人にも学ぶ意義があるし、オーケストラ行きたいと思ってない人でも、例えばモーツァルトの協奏曲を学ぶときに、なかなか弓がうまく使えなかったりする問題にも手を届かせ且、ソロの曲ではバッハの1番、アッコライの各協奏曲を学びます。
スタカート練習方法では、カラー写真付きで熱く説明しています!
CD1曲めのホルベルグ、続くブラームスのハンガリーは、情熱的なアレンジに誘われて、自分がさらうことに熱狂してしまいました。
このシリーズは全巻を通して「ご褒美シールコーナー」がついています。シールコーナーの枠が5段階に分かれているので、「シールが全部貼れるまで頑張る!!」と燃えてしまった曲も数知れず!?
そんなわけでそれぞれの曲に対する自分の仕上がり具合の進捗情報としても有意義です。
はじめてさん向けの教則本だし、、、ささっとやっちゃって自分のリハビリにもしよう、と軽く決めて取り掛かっただけの筈なのに、自分に内在するものを丁寧に洗い出せた日々でした。
純粋にこのシリーズに共感して、これまで感想を書いてきましたが、出版社の都合によるバイオリンの教則本の廃刊が急速である今、この教材は長く残るといいなという気持ちを込めて書き残しました。大人から始める教材としては画期的に優れていると思います。
大人からでもバイオリンは弾けます。著者の方もそして私も、「バイオリン弾けたよ」という笑顔にこれからもたくさん出会えるよう願ってます。
〜・〜著名ヴァイオリニスト・米国音楽大学教授陣による推薦文〜・〜
ポートランド州立大学教授・Carol Sindell氏(キャロルシンデル教授)による推薦文
続きを見る西谷氏のヴァイオリン初心者の為の説得力があり見識に満ちた教本をお勧めします。
この教本は、理論的に無駄のない独自の方法論で構成されており、指導者と生徒の両者にとって簡単で理解しやすい構成になっています。
本来であれば、大変な努力を必要とする練習においても、生徒の興味を引きつける魅力的な練習曲の数々と(ヴァイオリンの)技術を習得する為の最適な方法論で構成されている点がこの教本の最大の魅力です。
西谷氏のこの教本にかけた努力と情熱は、ヴァイオリン演奏という「芸術」を指導し、あるいは学習する、全ての人々に高い評価をもって受け入れられること間違いないでしょう。
ポートランド州立大学教授
キャロル・シンデル
〜原文〜
Mr. Nishitani has produced a cogent and insightful manual on violin pedagogy for the beginning stage of development. His material is presented in a clear and logical manner making it readily accessible to both teacher and student.
His choice of repertoire is musically appealing as well as technically appropriate, thus enhancing the process of learning a most challenging and demanding discipline.
I have no doubt that his effort will be appreciated by all those who teach and study the art of playing the violin.
Carol Sindell
Professor of Violin
Portland State University
キャロル・シンデル(Carol Sindell)(略歴)
ジュリアード音楽院卒業。Y.ハイフェッツ、J.ギンゴールドに師事。アメリカを代表するクリーブランドオーケストラと僅か7歳の時に共演し華々しいデビューを飾る。また、Y.ハイフェッツの愛弟子として、国際ブロードキャストによる、ハイフェッツ・マスタークラスに出演。
コンクール優勝歴は多々あり、ニューヨーク・カーネギーホールでのリサイタル(1974年)後ソリストとして世界的に活躍中。また、国際的な音楽祭にも招待されている。
現在、ポートランド州立大学教授を務める傍ら、数え切れない才能ある生徒たちを輩出させている。
イリノイ大学教授・Rudolf Haken氏(ルドルフハケン教授)による推薦文
続きを見る国登ヴァイオリン教本Op.2(第2巻)は、成長期におけるヴァイオリニストにとって、素晴らしい教材です。
音楽的も技術的にも活用できる、皆様から最も愛されている作品集が収録されております。
西谷氏の書かれた解説が、生徒達の音楽の内容理解を高め、とても有用でありながら、多数の図解等のイラスト集が、弓の場所や難しいポジション移動の説明や、様々な技術の記述が丁寧に解説されております。
上達期におけるヴァイオリニスト達の皆様に、ヴァイオリンの技能を次の段階に持って行ってくれる、国登ヴァイオリン教本を高く評価し推薦致します。
米国イリノイ大学ヴィオラ教授・ルドルフハケン教授推薦文よりオープン
Kuni’s Violin Method Op. 2 is a wonderful resource for the advancing violinist. The most beloved repertoire is introduced in a way that is accessible from both the musical and technical perspective.
Numerous illustrations guide the student in issues of hand position, bow placement, and other technical issues, while his written explanations are very helpful in enhancing the student’s understanding of musical content.
I highly recommend this as a guide for progressing violinists taking their craft to the next level.
Rudolf Haken, Viola Professor, University of Illinois
ルドルフハケン氏プロフィール
ドイツ系アメリカ人作曲家兼ヴィオリスト。全世界で稀な、5弦ヴィオラを奏する傍ら、マルチな音楽ジャンル(クラシック、現代音楽、ヒップホップ)演奏、 作曲活動を続ける奇才。教育活動にも熱心で、ウェスト・ バージニア大学で教鞭をとったのち、1996年よりイリノイ大学音楽学部教授 としてヴィオラ、バイオリン、室内楽にて後進の指導にあたっている。 幼少より作曲の才能を認められ、10歳にてイリノイ州シャンペインの管弦楽団 にて自身の作品を指揮する。作曲とピアノをフーベルト・ケスラー、ヴィオラ をギエルモ・ペーリチに師事。これまでに、全米作曲家協会、アメリカ電子音 楽協会、ニューヨークアメリカ音楽作曲家アライアンス、ジーゲン現代音楽リサ イタルシリーズ(ドイツ)、ウィーン音楽大学、さらにフランス、スペイン、ト ルコ、カナダの音楽大学に招聘され、リサイタル、マスタークラス、ワークショ ップを行う。作曲家としても幅広く活動し、自身作曲の『5弦ヴィオラのための 協奏曲』はアメリカ、南米、ヨーロッパのオーケストラにて演奏されている。 Centaur レコードにてリリースされた CD(自身作曲のクラリネットコンチェル ト、オーボエコンチェルト、5弦ヴィオラコンチェルト)は2007年度アメリ カンレコードガイドにて批評家チョイス賞を受賞。2011年には作曲したヴァ イオリン コンチェルトがセルビアにて初演される。メディアにもさかんに取り 上げられ、2004年にはシカゴの WTTW 局が彼の編曲したロックミュージッ ク(ヴァン・ヘイレン、メタリカ)を大々的に放送、シカゴ中心にテレビ 局、空港などでとりあげられる。後進の指導にも熱心で、これまでに、アメリカ、 ブラジル、ドイツ、オーストリア、フランス、イギリス、イタリア、オランダ、 トルコ、日本、韓国、中国、シンガポールにてマスタークラスを開催。 現在アメリカ、イリノイ大学音楽部教授。
コルバーン音楽学校教授・Martin Beaver氏(マーティンビーヴァー教授)による推薦文”
続きを見る西谷国登氏が出版される4冊目のヴァイオリン教本を推薦させて頂きます。
この教本は、彼の演奏家や講師としての経験に基づき、綿密に行き届いた考えを呈示しております。
先の教本(Op.1~3)の様に、4冊目(Op.4)の教本は、先生や生徒の両者にとって為になる様、自然な進歩が出来るように慎重に選曲され、提供されております。
西谷氏は、(学ぶ上で)重要なヴァイオリンの曲の数々を収録しているだけではなく、オーケストラレパートリーから熟練した編曲を行い、オーケストラ作品も収録しました。
収録されている選曲は、意欲あふれるヴァイオリニスト達の質の向上に疑いなく大きな役割を果たす事でしょう。
米国コルバーン音楽学校ヴァイオリン教授
マーティン・ビーヴァー
I commend Kunito Nishitani on the publishing of the fourth volume of his successful violin manuals. His method shows his experience as a musician and teacher as well as his dedication and careful thought.
As in previous volumes, the material is carefully selected and presented with a natural progression from which teachers and students alike will benefit. He has not only included important violin compositions but also skillfully arranged works from the orchestral repertoire.
This will surely go a long way towards the musical enrichment of the aspiring violinist.
Martin Beaver
Professor of Violin & Chamber Music
Colburn School, Conservatory of Music
Photo: Marco Borggreve
マーティン ビーヴァー教授(Martin Beaver) 略歴
2002年から2013年まで世界的に有名な東京クヮルテットの第1ヴァイオリン奏者として活躍。ニューヨークのカーネギーホール、東京のサントリーホール、シドニーオペラハウスをはじめ世界各地の主要コンサートホールで演奏し、国際的な評価を得て全世界で絶賛される。ソリストや室内楽奏者として、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア各地で演奏活動を展開。サンフランシスコ交響楽団、リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団、モントリオール交響楽団、札幌交響楽団などの主要オーケストラと共演。指揮者は、秋山和慶、レイモンド・レッパード、シャルル・デュトワ等と共演を重ねる。また室内楽では、レオンフィッシャー、ピンカス・ズーカーマンなどの演奏家と共演。ピアニストの木村パーカー、チェリストのクライブグリーンスミスとモントローズ・トリオを結成し、演奏活動を行っている。
トロント王立音楽院では、ヴィクトル・ダチェンコ、ヘンリク・シェリング、ジョゼフ・ギンゴールドに師事。
エリザベート王妃国際音楽コンクール銀メダル 1990年 インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクール優勝 1991年 モントリオール国際音楽コンクール優勝 1993年 バージニアP.ムーア賞受賞。
ヴァイオリンや室内楽の、主要な国際音楽コンクールの審査員を務めている。世界5大陸でマスタークラスをひらいているほか、トロント王立音楽院、ブリティッシュコロンビア大学、ピーボディ音楽院、ニューヨーク大学で教鞭を執る。最近ではイェール大学音楽院のレジデンス・アーティストを経て、現在ロサンゼルスのコルバーン音楽学校の教授として、ヴァイオリンの指導を当たるとともに、弦楽室内楽の共同ディレクターを務める。