本日、2025年3月9日(日)、第17回マスタークラス(レクチャー&音響調整会)を開催いたしました!
今回は、クレモナ在住の伝説的なヴァイオリン製作家、松下敏幸氏をゲスト講師としてお迎えしました。お忙しい中、この機会を快く引き受けてくださった松下さんに、心からの感謝を申し上げます。本当に貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!松下氏の紹介動画はこちら!
まず、今回のマスタークラスを支えてくださった田中さん、柴宮さんにも厚く御礼申し上げます。お二人のサポートのおかげで、スムーズに進行することができました。そして、今回のマスタークラスもまた大盛況!聴講生の数は満員となり、多くの方々が熱心にご参加くださいました。皆様が興味深くお話を聞いてくださり、講義が終わった後も、時間を忘れて松下さんに質問や感想を伝え続けるほど、大変充実した会となりました。
今回のレクチャー&音響調整会では、イタリアから日本に到着してまだ3日目というお忙しい中、時差の影響もあるにもかかわらず、松下さんがヴァイオリンの構造や歴史について、とても興味深いお話をたくさんしてくださいました。聴講生の皆さんもメモを取りながら、真剣に耳を傾けており、時間があっという間に過ぎてしまいました。「もっとお話を聞きたかった!」という声も多く聞かれましたが、限られた時間の中で、ぎゅっと凝縮された濃密なレクチャーとなりました。
レクチャーの後は、音響調整会へと移行しました。今回は、教室の6人の生徒が演奏し、それぞれの楽器の音響調整を松下さんに行っていただきました。普段はストラディバリウスをはじめとする名器や、一流の演奏家が使用する楽器を扱う世界トップクラスの職人である松下さんに、分数楽器を調整していただける機会は、非常に貴重なものです。私自身も、分数楽器を松下さんが調整する姿を見るのは、ほとんどレアな光景でした。
そして、驚くべきことに、松下さんの手によって生徒たちの楽器が、一瞬にして一流のサウンドへと変貌しました!それだけではなく(ここが本当にすごいのですが)、なんと音程まで取りやすくなったのです。生徒たちからは「音程が当たらないのは、楽器のせいだったんだ!」という、冗談のような本気のような感想まで飛び出すほど、劇的な変化がありました。まさに魔法のような音響調整会でした。
楽器を調整してもらった生徒さんや親御さんたちは、大満足の様子。楽器の状態についての貴重なアドバイスもいただき、参加者の皆さんにとっても大変有意義な講演会になったのではないかと思います。私自身も、この会を開催できたことを心から嬉しく思っています。本当に松下さんに感謝申し上げます!
さらに、なんと松下さんから「次回も!?」というお言葉をいただきましたので、もしかすると、また素晴らしい機会が巡ってくるかもしれません。これは期待せずにはいられませんね!
次回の開催を楽しみにしつつ、今回ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!