ヴァイオリンソナタ暗譜のぐち

今日、ヴァイオリンがよく撮れた1枚!

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さて、

リサイタルに向け、ヴァイオリンソナタを現在2曲練習しております。一つは、グリーグのヴァイオリン・ソナタ第3番、そしてブラームスのヴァイオリン・ソナタ第2番です。

基本的にヴァイオリン・ソナタは室内楽なので、譜面を暗譜して弾く必要はありません。むしろ、譜面を置いて演奏する事が暗黙のルールとなっております。ですが、当然練習の際は(私の場合は)暗譜作業に取り掛かります。暗譜していないと譜面に集中して演奏してしまう危険性が高くなり、結果よく間違えたり事故が起こるからです。

しかし、ヴァイオリンソナタは、ピアノと同等の扱いをされているので、休み(休符)がたくさんあり、伴奏のようなメロディが沢山あり、とても暗譜がし難いのです。

例えばコンチェルト(ヴァイオリン協奏曲)やヴァイオリンの小品などは、ずっとほぼ弾き続けて主要メロディだけを弾く事が多いので、難しかろうが簡単だろうが自分のパートだけ覚えれば(基本は)良いですし暗譜しやすいのです。

しかし、ヴァイオリンソナタは、難しい箇所ばかりではなく、正直それほど難しくない簡単なフレーズも結構出てきます。この簡単なフレーズがめちゃくちゃ覚えにくい。しかも、ピアノのソロの後ろで、ちょこちょこ横入れ的に伴奏的なメロディがあるのですが、これも全然頭に入らない。本気で、英単語とかを覚えるときみたいに覚えないといけません。音楽的に覚えようとしても直ぐには頭に入ってこない。ピアノのフレーズを覚えることで、少し暗譜が進むようになりましたが、。。

また、ヴァイオリンに関しての暗譜は、メロディ以外に、フィンガリング(指順)やボウイング(弓順)も最低限暗譜しなくてはなりません。これが、簡単な箇所ほど覚え間違えるのです。

勿論、とても悔しくて何度も何度も練習すれば、そりゃ覚えられます。そこまでボケちゃあいないです。ただ、直ぐに暗譜出来るハズの簡単な箇所が覚えられないのは、正直腹が立ちます。直ぐに弾くことが可能な簡単な箇所で引っ掛かって時間を喰われてはストレスが溜まります。

逆に、難しいパッセージは、結構確認した時に覚えていることが多いです。理由を考えると、「きっと難しいので何度も弾いて、最初に譜読みをした時点から無意識で自分で結構覚えようとしてたからだと思います。なので、難しい箇所は難なく覚えていて直ぐ暗譜が出来ます。なので、今日とても強く学んだことは、「難しいほど暗譜しやすい!」ことがわかりました

私達プロは、どれだけ短時間で曲を仕上げられるかも勝負なので、効率よく暗譜に掛かる時間を短縮したいところですね!

ということで、休みの日に練習をしてる中の「練習のぐち」でした。(笑)

ピアノを鏡にして映るようにヴァイオリンを置きました。どうでしょう?

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