第44回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール2023優秀指導者賞、賞状と楯を授与 (特別寄稿:コンクールを超えた考え方)

全日本ジュニアクラシック音楽コンクールで5回連続、そして合計で5回目の優秀指導者賞をいただきました。クラコンと合わせて、これで12回目の優秀指導者賞の受賞となります!(^^)

ピアニストの先生方、そしてクニトInt’lストリングススクール(KISS)の生徒の皆様、保護者の皆様、おめでとうございます。賞をいただき、心から感謝申し上げます。また、コンクールの運営をしている東京国際芸術協会のスタッフの皆様にも感謝申し上げます。

プロの音楽家への道: コンクールを超えた考え方

突然ですが!「登竜門」という言葉が、昔から私は好きではありません!!

よく「◯◯コンクールは、プロの音楽家の登竜門」と、まるで「登竜門」を通らないとプロになれないような決めつけるような言葉だからです!(>_<)

各メディアで「登竜門」という言葉が使用され、宣伝文句として使用されますが、可能性を潰す良くない言葉だな〜と思って私は聞いていました。

コンクールがプロになる登竜門だなんてそんなことは全くなく、コンクールや試験の結果が、将来を決めるものではありません!絶対です!(>_<)

コンクールは、ゲームみたいなものであり、あくまで一時的な、しかも審査員の主観的で直感的な評価であり、将来を予測する指標にもなり得ません。モチベーションの持続と上達が目標であり参加理由です。

信じるべきは、賞や言葉ではなく、自分の音楽への情熱やプロの音楽家としての志を持つ心です。

プロの音楽家になるためには、演奏技術はもちろん必要です。

しかし、コンクールで高評価を受けた奏者でも、プロになると様々な環境の中での演奏が求められ、そのクオリティも変わってきます。

社会人としてのキャリアを積む中で、演奏スタイルはオーケストラ奏者、ソリスト、室内楽奏者などとして分かれますが、音楽をあまり知らない人から見れば、その違いはあまり感じられないかもしれません。

大切なのは、「登竜門」を通過するかどうかより、自分を信じ続け、努力し続けることです。

「継続は力なり」という言葉が私は好きです。

「登竜門」よりも「継続は力なり」を信じて、生徒達には日々努力して行ってほしいです。

そして、信じるべきは「背中を押してくれて応援してくれる先生や家族、友人たち」です!!

彼らとの関係を大切にし、彼らがどのようにコンクールや演奏を評価するかを理解することが大切です。

コンクールはあくまで一つのゲーム。常に「継続は力なり」と心に留めて、音楽との道を歩んでいきましょう。

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