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「褒める」
「褒める」ことは、ポジティブになりますし、練習時にはとっても良い指導法と思います。
ただ、なぜか日本では、褒めること自体が勿体ないこと。もしくは、相手に褒めて満足されることを怖がり、練習で褒めることを避けてしまう親御さんが多いのも事実です。私の母もそうでした。苦笑
ただ、練習する時に子供を褒めるって難しいですよね。何しろ楽器は、近くにいれば近くにいる人ほど、上達を感じにくいものです。背が伸びたのがわかりにくいのと一緒です。いや、背丈の成長の方がまだわかりやすいですかね。
上達を褒めるためには、過去を振り返ることが一番の近道かなと思います。出来てない時のことを覚えておいて、それで褒めるわけです。
上手くなった証拠を作るのも一つの手です。
一番の証拠は、録画録音かなと思います。過去の発表会の時の演奏を聴いたりすると、上達を感じ、褒めること、一定の評価が出来ると思います。
練習でも、しょっちゅう録音録画を撮っておけば良いんです。
私も、練習開始時には、よく録音を録っておいて、最後に聞き直してガッツポーズをすることはよくあります。
また、褒めるときは、ハードルを低くしておくことも大事ですよね。
褒めれない親御さんの一番の問題は理想が高いこと。いえ!決して理想が高いことは悪いことではありません!もう一回言います!理想が高いことはむしろ良いことです!私は、理想が高いことはリスペクトしますし、理想は高く有るべきだと思います!
しかしながら!何がいけないか!
例えば、一番最後の目標、つまり最後の演奏会の時の理想と、練習時を比べて指導し過ぎると、あまりに現実とかけ離れます。そして、生徒も親御さんもストレスいっぱいになり、褒めるどころか子供と口論になりバトルに練習が崩壊します。これが悪循環です。どの家庭にもあります。私も星の数ほどありました。
なので、一番大事なことは、指導している内容が、本当にミクロでも出来るようになったら、喜び褒める。ということが大事だと思います。
ミクロな上達、小さな上達を見つけられるようになれれば、シメたものです!
そこで、高い理想に(大目標)に向けて一緒にやっていく姿勢があれば、楽しくなってくるでしょう。
でも、ここまで読んでくださって多くの親御さんが思うでしょう。
上達って先生!上達が本当に無いんです。練習してても、ただ弾いているだけなんです。
でも、この褒め、私なら出来る自信があります。ふふ。
私なら先ず、「練習しただけ」でまず褒めます。そして感謝します!
「おぉっ!練習して偉いね!努力してくれてありがとうね!でもここの部分、もっと上手くなってくれたら嬉しいし、聴きやすくて有り難いんだけどなぁ!しらんけど」という言い方をします。笑
・・・・「先生、そんなあまくない」って?「それは先生が言うから効果あるんでしょ!?」って?笑 確かにそうかもしれません。
でも、直球で指導して悩んでいるわけですから、ダメ元で変化球で試してみませんか?他にも18の練習させる方法あります。試してみてはいかがでしょうか?