本日、2022年10月9日(日)クニトInt’lストリングスクール主催 | 第11回マスタークラス（公開レッスン）を開催いたしました。
昨年に引き続き講師は、世界的イタリア人ヴァイオリニストで日本国内外の音楽大学で公開レッスンを開催されている、フェデリコ・アゴスティーニ教授（FedericoAgostini）です！
まず最初に、ご協力いただきましたピアニストの中居映子先生と石渡真知子先生、そして私に代わって素晴らしい通訳を長時間してくださいました安藤さん、金藤さんに感謝申し上げます。
そして、聴講生として集まってくださった生徒の皆さんや保護者の皆様も最後までお付き合い有難うございました。
今回も、受賞歴のある選ばれし才能あふれる４人の生徒がフェデリコ先生のマスタークラスを受講しました。
レッスンでは、きめ細かい指導、姿勢や楽器の持ち方から、大きな音楽表現までの議論まで、幅広く豪華で有意義な集中力全開の公開レッスンでした！
フェデリコ先生の公開レッスンは本当にわたしにとっても為になります。また教室のレヴェルがガンッと上がりそうで嬉しく思いました。
わたしにとって、自分の生徒さんの演奏について、他のヴァイオリニスト先生のリアルな意見を間近で聴けることは「ふむふむ、なるほど、こう教えるかぁ」とメチャクチャ参考になり、勉強になります。まるで、将棋の感想戦をやっている様な感覚でしたね。
しかし、毎年公開レッスンを開催して、生徒が指導されている間、まるで「子供がレッスン指導を受けている親御さん達の気持ち」になります。笑
「あ〜そこ突かれたかぁ！」とか「ほら、わたしが言ったこと、言われたでしょ？」とかとか、親御さんがいつも私のレッスンで思っていても言えないツッコミを、きっと私も今日していたのだろうと思います。
ただ、目の前で自分の生徒たちが公開レッスンを受けることは、後のレッスンで議論や反省、足りない箇所はわたしの解説が出来るので良いなとは思いました。わたしがいない公開レッスンだと、言っていることが違くて混乱を生じたり反省しにくかったりするので、そういう意味でもとても有意義な機会だったです。
公開レッスン後も、フェデリコ先生がたくさん生徒達を褒めてくださりました。感謝します！生徒達は、緊張の中、指導され一段とヴァイオリニストとして音楽家として成長し磨かれたと思います。
また、フェデリコ先生が「なぜ、あんなに生徒のお母様たちは英語が話せるの？感心するねぇ」とおっしゃっていました(^ ^)
私の教室は、生徒達だけではなく、一流のお母様たち、熱心なお母様達で揃っていることが、またわたしの自慢でもあります(^ ^)そうじゃなきゃ、生徒さん達もこんなに上達しませんよねぇ。
みなさん素晴らしかったです。聴講に来た小学生の生徒さんも、一生懸命ノートにフェデリコ先生が言っていたことを書き込んでいたことも、わたしの自慢でした。レヴェルだけではなく、学ぶ姿勢、楽しむ姿勢も一流ですね(^ ^)
来年は、複数のマスタークラスを予定しております。なので、より多い生徒さんに公開レッスンの機会を与えられるかなと思います。フェデリコ先生ももちろんまた来てくれる予定です！(^ ^)/
フェデリコ先生のインタビュー動画とマスタークラスの様子を1分ほど載せた動画を制作しました！
ちなみに昨年の動画はこちら↓
ゲスト講師・Prof. Federico Agostini（フェデリコ・アゴスティーニ教授）
イタリアのトリエステに生まれ。国際的に高い評価を得ているソリスト、室内楽奏 者、教育者で。これまでにリサイタルや オーケストラのソリストでの活躍の他、伝 説的なイタリアの合奏団”イ・ムジチ”のコンサートマスターを務め、べルリン・フィ ルハーモニーやアムステルダムのコンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会、ニューヨ ークのエイヴリー・フィッシャー・ホール、東京のサントリーホール等の世界有数 のホールで演奏を行う。ヨーロッパやアメリカ、日本などにて国際音楽祭に出演す る。ヴァイオリニストのジェイミー・ラレド、ジョゼフ・シルバーシュタイン、ヴ ィオリストのブルーノ・ジュランナ、店村眞積、チェリストのヤーノシュ・ シュタ ルケル、堤剛、岩崎洸、原田禎夫、アントニオ・ メネセス、アメリカ四重奏団、エ マーソン四重奏団、ファインアーツ四重奏団、東京弦楽四重奏団、グァルネリ四 重奏団などの著名なアーティストと共演。ヴァイオリニストの川崎洋介(オタワの国 立芸術センター管弦楽団コンサートマスター)、ジェームス・クライツ(元アカデミカ 四重奏団ヴィオリスト)、原田禎夫(元東京弦楽四重奏団創設者のチェリスト)と共に アミーチ・カルテットを結成。フィリップス・レコードのレコーディングには、イ ・ムジチのバッハやヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲の他、ヴェネツィアにて 撮影された四季のDVDがある。また、フォーレのピアノ四重奏(Claves)、ピアニス
トの渡邉康雄と制作したアゴスティーニ愛奏曲集(ライヴノーツ)などのレコーディングも発売。2017 年 には、ピアニス トのデレク・ハンとブラームスのヴァイオリンとピアノのためのソナタを録音、センタウル・レコードより発売される。 これまでに、ヴェネツィアとトリエステの音楽院、トロシンゲン音楽大学(ドイツ)、インディアナ大学、イーストマン音 楽学校で教鞭とる。
2016年から 2017年には、東京藝術大学の特別招聘教授を務め、2019 年から愛知県立芸術大学客員教授。洗足学園大学 客員教授。日本、イタリア、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、オーストラリア、アメリカ、 カナダ、メキシコ、チリ 等、世界各地でマスタークラスを開講している。