【速報NEWS】第32回日本クラシック音楽コンクール東京本選・クニトInt’lストリングスクール(Kunito Int’l String School)からは、8名優秀賞受賞し全国大会出場権を手にしました!祝
年齢順に、篠優理花さん(小1)、竹内茉莉香さん(小3)、金藤健史君(小4)、安藤智君(小5)、栗原朱生さん(小5)、梶間凜桜さん(中2)、森山泰地君(中3)、氏家潤君(中3)おめでとうございます!祝 全国大会でも結果は気にせず派手に演奏してきてもらえればと思います!
本日、2022年10月13日(木)ティアラこうとう小ホールにて、第32回日本クラシック音楽コンクール(以下※クラコン)の東京本選が開催されました。
日本クラシック音楽コンクールのスタッフの皆々様をはじめ、参加者、保護者の皆様、ピアニストの皆々様にお疲れ様と拍手をお送りしたいです!!お疲れさまでした!
コンクール審査の度に「子育て」がただでさえ大変なお仕事なのに、コンクールに「参加させることが出来る」親御さんたちのスーパー努力に、わたしは凄いなぁと感心し尊敬の念を禁じ得ないです!
ヴァイオリンを習わせるには、膨大な時間と気力が必要ですし、習わせられる、続けさせるだけで本当に凄いと思います。なのに、その習っている日本中の中で一握りしか参加出来ない、先生に認められ出場できる「コンクール」に参加し、更には、その一握りしか合格出来ない「クラコンの本選」に挑戦させる事ができるなんて、どこからそんなパワーと余力があるのでしょう。もう参加させられるだけで、全ての親御さんが子育てマスターですよ。スゲーです!参加しただけでもおめでとうございます!ですよ!本当に!祝
クラコン本選の審査基準
さて今回は「クラコン本選」でしたので「クラコンの予選」とは違い、審査員には「厳しい評価の審査」が求められます。
また、今年から本選の点数を付けるシステムが少し変更になりました。若干点数の基準が例年と違い、想定外の点数を貰うことも多いのじゃないかなと思います。
これまで本選を受けた生徒たちの点数を見て、昨年より若干厳しくなったかな!?というイメージがありました。まだ審査員達も、新しい点数基準のシステムで点数付けることは慣れていないのかなと想像します。新しい審査方法に慣れていない先生たちが、恐る恐る点数を付けているイメージがなんとなくありました。わたしも、点数の付け方に悩まされました。そういえば、講評用紙も変わりましたね(^^)
全体評価
全体評価として、言いたいのは、今日は、めちゃくちゃレヴェル高かったです。多分今まで審査したなかで、1位2位を争うようなレヴェルの高さで驚きました。理由を詳しくは言えませんが、時期的なものがあるのかなと思います。なので、ちょっと本日参加した方で結果が出なかったの参加者は、可哀想でした。昨年本選で審査した時とは比べ物にならないくらいのレヴェルの高さでした。レヴェルが高いので本当に点数を付けることに困りましたよ。汗
視点が変わると点数が変わる。特に同じ曲の審査の場合は、、
審査するにあたり、音楽重視か表現重視か、それとも、音程や技術重視するべきなのか悩みます。というのも、審査をする視点、重点を変えると点数は一気に変わるからです。
良い例として、他のコンクールで、指揮者と弦楽器の審査員達の点数が180度違うということを経験したことがあります。先日の管楽器や打楽器のコンクール審査もそうでしたね。
なかでも、課題曲があるコンクールに参加している参加者達の話が、いつも審査員控え室で盛り上がります。
今回わたしは、同じ選曲をしている参加者場合に限り、他の曲を演奏する参加者とは切り離して評価させていただきました。というのもクラコンは基本絶対評価を目指しているので。多分課題曲のあるコンクールだったら、こう判断されるかな?ということを基準に点数や講評を付けさせてもらいました。
ピアノ合わせの重要性
あと今回は特に、コンクール上位者であろう参加者ほど、ピアノとの連携が凄くて圧倒されました。やはりピアノ合わせをしっかりやってきているな!という参加者は、ピアニストも練習されていて上手くなるので、改めてピアニストとの練習・合わせの重要性を考えさせられました。ピアニストと見事にシンクロしていたり、バランスも絶妙だと気持ちよいですね。私の教室でも、わたしのレッスンでピアノ合わせが多い子ほど賞を取っているなと感じます。
最後に、結果より振る舞いが将来性を決める
今日、審査をしていて、改めて悟ったことがありました。
コンクールの『結果』自体は、将来あんまり関係ないけど、コンクールでの『振る舞い』は将来を決めるな。と思いました。
コンクールを受ける姿勢やリスペクトしているかで、結果が良かろうが、良くなかろうが、将来仕事が出来そうかどうかは、想像出来る気がします。
多分わたしの「勘」、、というよりは、「想像」は経験上そんなに間違っていないんじゃないかなと思います。
やっぱり、生徒でも参加者でもなんでも、自分のことしか考えてないような振る舞いや言動、上手けりゃイイみたいな考えって残念ですよね。特にプロになると、団体や演奏会全体のことも考え行動する音楽家が求められますよね。
まとめ
コンクールは、練習する、挑戦する、楽器を使って新しい世界を求める!という意味ではとても有意義ですが、決して、もう一度言います。決して!「コンクールは、人生の将来を左右するものじゃありません」なので、結果が悪くても、気分を悪くしてしまう必要はありません。むしろ賞を獲ったり、結果が良かったりする参加者ほど、結果を気にせず自分の演奏を反省し反省し、より上手くなってい行く子が多いんじゃないかなと思います。例え結果が悪くとも、頑張り続ける生徒は結果も繋がりますし、プロとして鼻も伸びたり折られたりして良い形になっていくんじゃないかなと思います(^^)
引き続き皆さん頑張りましょうね!お疲れさまでした!
これで、次のイベントはアメリカ演奏旅行となりました。うーまずは、ここ1週間のマスタークラスやその動画制作、それにレッスン、今回の審査の疲れをどうにかしないと、、汗