第45回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール東京本選 キッズ&小学生の部(2023/8/6)@曳舟文化センター ※審査記録

8月6日、第45回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール本選、キッズの部から小学生の部が開催されまして、押上に泊まり審査をしてまいりました。

我がクニトInt’lストリングスクール(KISS)からも沢山の生徒が参加しまして、このブログの一番下・最後に結果を掲載しております。ピアニストとしてサポートいただきました水村仁美先生、戸田みはる先生、そして、調弦から裏方サポートしてくださりました李玲花先生、そしてそして本当にがんばりましたお母様方達のサポートに感謝申し上げます!みんな本当にがんばりました!大したものです!涙(T_T)

また、全日本ジュニアクラシック音楽コンクールのスタッフの皆様にも感謝申し上げます!

今回の面白さは、キッズから小学生低学年までの審査員が私を除き全員チェリストだったことです。珍しく、ヴァイオリニストの審査員は私だけでした。

コンクール参加者のチェロの子1名だけで、残りの約30名は全てヴァイオリンの参加者だったため、「なぜヴァイオリンの先生は1名だけなのか?」とは思いました。楽器の異なる先生が審査を行うと、独自の視点から点数を付けることがよくあるため、この状況はある意味レアなケースかもしれません。

ヴァイオリンの先生はチェロの生徒に対して高評価をすることが多いのですが、逆にチェロの先生はヴァイオリンの参加者に対しては厳しい傾向があると私は感じます。これは「個人的」な見解ですが、それは音域の違いが関係していると思います。

例えば、音程について考えると、高音楽器の音は人間にとって聴き取りやすいと言われています。ヴァイオリニストにとっても、低音楽器であるチェロや特にコントラバスの音程は慣れていないと高音楽器奏者ほど判定が容易ではありません。また、チェロは大きな楽器であるため、「少々の音程のずれは仕方がないのでは?」という思い込みが生まれやすく、ヴァイオリニストはチェロに対して寛大になることがあります。(審査員の先生が多い)女性ヴァイオリニストがチェロを演奏する男性に惹かれることが多いという要素もあるかもしれません。冗談です。笑

逆に、ヴァイオリンの音は聴きやすいため、「音程の乱れ」がすぐにわかり、音程が少しでも外れていると、ヴァイオリニストよりもチェリストがより厳しく評価する傾向があると思います。難しい曲を演奏すると、この傾向はさらに強まるように感じます。これは注視すべき点ですね!\(^o^)/

さて、今回の審査で感じたこと、そして「キッズから小学生低学年の生徒たちが全国大会に進むために必要な最低限の要素は何だろう」と考えた結果得られた知見!?を共有したいと思います!

それは「ヴィブラート」です!

まだヴィブラートを学んでいない生徒が参加するのは、まるで剣を持たずに戦う侍のようなものだと思います。もしヴィブラートについて自覚がある参加者がいたら、すぐに自分の先生に相談しましょう!

美しいヴィブラートを持つ子供たちの演奏は、心からおぉぉっと感動を得ます! それはもちろん、ヴィブラートがなくてもピュアで愛らしい演奏ができるのですが、全国大会に進むにはヴィブラートがないと難しいという「ボーダーライン」を今回強く感じました。ロングトーンなどでヴィブラートをしっかりと練習することが一つの必須条件だと考えます。

さて、今回のコンクール経験を経て皆さんが一つステップアップされたことと思います。本当に素晴らしいことです!

結果はあくまで結果であり、夏休みを犠牲にして努力した親子の皆さんは、結果以上に一生懸命に準備し、本選の舞台で演奏できたことを何よりの誇りに思ってほしいと思います。楽器を通じて人生を豊かで楽しいものにしていくことが何より重要ですよね!(^^)/


第45回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール本選
クニトInt’lストリングスクール(KISS)本選通過者合計8名!おめでとうございます!祝

山本千覚(キッズ幼稚園1位通過🥇)・櫻井優佳(キッズ幼稚園2位通過🥈)
杉田めい(小学1年生2位通過🥈)・原田かれん(小学2年生1位通過🥇)
篠優理花(小学2年生2位通過🥈)・竹内茉莉香(小学4年生1位通過🥇)
金藤健史(小学5年生)・福地悠世 (中学1年生)

全国大会では、派手にガンガン圧倒する演奏を魅せて楽しんできてもらえればと思います!


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Kunito Int'l String School!

クニトInt'lストリングスクール ヴァイオリン教室/バイオリン教室 3度の飯より教えることが大好きな講師が、アメリカ大学で行われている国際感覚豊かなレッスンを行ってます!

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