第34回日本クラシック音楽コンクール東京本選@大泉学園ゆめりあホール・審査記録 2024/10/30


本日2024年10月30日(火)に、第33回日本クラシック音楽コンクール(通称・クラコン)の東京本選が、大泉学園ゆめりあホールで開催されました。

今回は、レベルの高い東京本選の審査を担当させていただきました。合計43名(うち数名棄権)の参加者の演奏を聴き、審査および講評を行いました。

昨日、2週間のアメリカ演奏旅行から戻り、時差の影響で午前3時に目が覚めるなど少し疲れがありましたが、皆さんの演奏を聴くうちに、目がしっかり覚めました!(審査後は疲れがどっと出て、今も眠いですが…)

今回は少し時差ボケもあり、いきなり総評を書かせていただきます(^^)/

先ず、本日は素晴らしい審査員の先生方とご一緒できたことを光栄に思います。非常に理にかなった点数付けができたのではないかと思います。もちろん時には厳しい講評や点数を付けることもありましたが、4人の先生が共通の考えと方向性で評価していたと感じました。また先生たちにお目にかかるのを楽しみにしております!

審査員の方々との会話の中でもありましたが、舞台に出てきた瞬間にその子の「レベル」が分かる、という感想が多く聞かれました。

どういうことか!?

つまり!舞台マナーができていない子が多いという印象だということです。

舞台マナーがしっかりしている子たちは、しっかりと演奏できる確率が高い(もちろん絶対ではありませんが…)ということです。

例えば、お辞儀の仕方。ピアニストときちんとタイミングを合わせてお辞儀ができているかどうかは、演奏の評価に直結しないように思われるかもしれませんが、最終的には印象が演奏全体の評価に大きく影響します。

遠足の「家に帰るまでが遠足」という言葉のように、演奏もまた、舞台に出てきて退場するまでが演奏です。

調弦の際の振る舞いも舞台マナーの一環です。フォルテで激しく、客席を向いて調弦を行うのは、あまり良い印象を与えません。

もっと例えれば、自分の生徒や自分の子どもの演奏が他の子より良く聴こえることがあるかもしれませんが、その理由は「他の子より印象が良いから」に他なりません。ですから、舞台に出てきてからの印象を良くすることは、もしかしたら音程を直すことよりも先決かもしれませんよ!

それを怠るのは非常に勿体ないことです。参加者の皆さんで心当たりのある方は、ぜひ先生に質問して舞台マナーをしっかり学んでください。きっと、演奏の印象がさらに良くなることでしょう!


クニトInt’lストリングスクール(KISS)速報〜

以下、合計12名中12名全員「優秀賞」を受賞して、全国大会出場権をゲット!祝
☆大場義生君 (年長) ☆山本千覚さん(小1)☆伊藤紗帆さん(小3)☆リー前之園柚姫さん(小4)☆今奈良開君(小4)☆大場晴生(小4)☆小林夏海さん(小5)☆酢谷隆昭君(小5)☆西林百々花さん(小6)☆江沢絵美理さん(小6)☆金藤健史君(小6)☆栗原朱生さん(中1)


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