
2026年2月17日、パルテノン多摩にて、第50回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール東京本選の審査を務めました。今回は、高校生・大学生の皆さんの演奏を聴かせていただきました!


パルテノン多摩は、私が学生時代にコンクールを受けたことがある思い出ある場所で、久しぶりに訪れると内装が新しくなっており、最初戸惑ってしまいました(汗)審査される側から審査する側になった実感があるのかと思いきや、内装が変わってしまい、はじめて来る会場という感じでそんな実感は吹き飛んでいつもの審査員モードになりました。笑
高校生や大学生の審査ですが、この年代になると、音程・リズム・テクニックはある程度整っていて当然の世界です。「弾けるかどうか」は大きな差ではなくなります。


では、何が差になるのかですが、まさに“魅せる力”だと私は思います。
堂々と弾くことと、人を惹きつけることは違うと思います。惹きつけるヒントとして、その演奏曲を好きな人に届けるのではなく、「その演奏曲に興味がない人までを振り向かせる力」があるかどうか。だと今日の参加者を観てて、強く思いました。
さらに、「何が凄いのか」が明確に伝わる演奏になっているかがコンクールでは大事だと思います。
高校生・大学生の本選レベルでは、音程の正確さよりも、どの様にどのくらい変化を加えられるか、オーラを作れるか、演奏会のプロデューサー目線で私は審査させてもらいました😁
まだあります。もう一つ感じたことがありました。それは、強いこだわりを持って音楽を追求している生徒さんなら、コンクールの点数や講評に過度に振り回される必要が無い!ということです。
個性の強い審査員達には好みがあります。演奏に音楽に拘りを強く持った生徒さんだと、コンクールで評価されない場合それを否定された気分にされて、潰され勿体ないという現象が惜しくも多々あると思います。特に高校生や大学生となると、結果と実力は必ずしも一致しませんしね。高校生以上で、本当に伸びる生徒は、コンクールだけでなく、舞台経験や実践の場を重ねながら成長していくと思います。


今回の審査は、私自身にとっても勉強になりました。それは如何に、高校生や大学生世代をどのように「弾ける」から「魅せる」へ導くかです!改めて指導法を改良する良い機会になりました。
技術を整えることは当然。その先の「伝える力」まで育てること。それが、これからの音楽教育に必要だと改めて感じています。
弾ける子を育てるのではなく、人を惹きつける奏者を育てたいですね!

