Kunito Int’l String School 試演会2020@石神井教室!

試演会2020@KISS

(※写真撮影時以外は、基本マスク着用。また、当教室は、定期的に検温や換気、ウイルス消毒など行っております!)

昨日、2020年7月12日、KISS(Kunito Int’l String School)にて試演会を開催致しました!

まずはじめに、ご協力いただきましたピアニストの大澤先生、石渡先生、守重先生、サポート頂きました二故奏者の佐藤和江先生、テルミン奏者の濱田佳奈子先生、そして、保護者の皆様に感謝申し上げます!

今年の試演会は、色々な意味で特別な試演会となりました。

第1に会場の問題。当初は池袋の芸術劇場(芸劇)のリハーサルで開催する予定でしたが、コロナウイルス感染症で芸劇周辺の噂が悪くなり、芸劇をキャンセルして、石神井にあるKISS教室(私の自宅)に変更し開催となりました。教室に全員は入りきれないので4,5人のグループを5つ程作り開催いたしました。第2に、私にとってコロナ以降初のイベントとなりました。1月のアメリカ演奏旅行から帰国後、すべての演奏会とイベントが中止したので、私にとって試演会は、日本での今年初イベントとなりました。第3に、グループ分けをした結果、他の生徒の演奏を聴くことが出来ないので、教室初のリアルタイム・ライブ配信を行いました!

正直、10回以上の発表会を開催してきた私にとって、試演会は、あくまで生徒にとってもコンクール前の単なる「お試し」の機会なはずなのですが、今回は、発表会並にとても緊張したイベントとなりました。朝5時に起きてしまいましたよ(^^)教室も会場の準備も中々大変でした〜汗

ですが!そんな先生の(私の)期待に生徒たちはしっかりこたえてくれました!

「たった1回の本番を経験させるだけで、ここまで全員が全員上手くなるか!?そして緊張しても、なんて私の生徒たちは、本番に強いんだ!」と試演会を決行したことに満足感をおぼえました。試演会を開催したことに間違いはなかったと確信いたしました。素晴らしかったです。祝

濱田佳奈子先生によるテルミンワークショップ!途中先生方の為のワークショップも!?

さて!!昔は、試演会と必ずセットで行っていたワークショップ!今回は、5年振りにワークショップを行いました!

私が常任指揮者を務めるテルミンオーケストラの音楽監督、テルミン奏者の濱田佳奈子先生が来てくださり、素晴らしい演奏とテルミン体験講座を行ってくださいました!

「テルミン欲しい!」なんて言って喜んでくれる生徒や親御さんもいてくださったりして、場が和み楽しい雰囲気を作ってくださりました。
今回皆が良い演奏が出来たのは、ワークショップのお陰だったかもしれません!濱田先生に感謝申し上げます!

もしかしたら、私の教室から、プロのヴァイオリニスト兼テルミン奏者が誕生するかも!?しれませんね!!

初のライブ配信を行う試演会

今回は、Zoomを使ったリアルタイムでライブ配信を行ってみました。

音質が悪かったり繋がらなかったり、色々と問題点はあるものの、海外の友人達も試演会を観てくださったりしていました!
ZOOMは、自由がききますし、ライブ配信には向いていますね。

しかしながら、やはりオンラインレッスンを行うのは、音質上、ZOOMよりFaceTimeで間違いないと判断しました。次、自粛期間があるならば、またFaceTimeで行きます!!

真面目な写真も撮りましたよっ!

ちょっとここからは、私の心の中の話です!(^^)

元々試演会は、コンクール前の生徒たちの為に開催していました。

正直、先生バカ!?かもしれませんが私の教室は、現在本当に私が思う理想の状態に成長しました。
素晴らしい生徒さんたち、素晴らしい親御さんたち、素晴らしいピアニストの先生たち。雰囲気も笑い溢れ、私が望む「楽しく熱中していたらいつの間にか上達していた」の状態だと思います。そして、そんな中、色々なコンクールでも結果を出すという、多分他のどんな優秀な教室にもない、先生や教室の雰囲気が緩いのに、楽しさもレヴェルもファーストクラスだと満足し感謝しております。

しかしながら、私、最近その「レヴェル」の話に、とても懸念していることがあります。そして、勘違いされている方がいらしたらいけない!と思いますのでお話しておきたいことがあります。

最近私、コンクールが「その生徒のレヴェルを測る材料」となることに、たとえ良い結果を出していても、とっても疑問を感じております(´・_・`)

コンクールで「結果を出している人が上手い、魅力がある、人を引きつける。だから結果をださないと、ダメ。プロになれない。」なんてことは、絶対ない。あり得ないのです。

誰だか分からない、その生徒のバックグラウンドを知らない審査員が裁いたコンクールの結果で、喜んだり悔しかったりすることは、絶対の絶対の絶対に私は間違っていると思います。全く何も知らない他人が、良い子か悪い子を数分会っただけで判断するのと一緒だからです。

では、私が思う、ファーストクラスのレヴェルとは何なのか!?

それは、「生徒をはじめ、親御さんや先生が、その生徒の演奏の結果を満足したり、悔しく思ったりする結果」だと思うのです!!各生徒がどれだけ自分の演奏を極められているかのレヴェルだと思います。

昔、50歳になられた芸能人の郷ひろみさんが「私は、郷をまだ極めていない、極め続ける為にこれからも頑張る」というお話をされていました。その時、芸術・音楽・ヴァイオリニストとは他の奏者と比べるものではなく、ヴァイオリニストとしての自分を極めるものだとその時悟りました。

その生徒がその生徒としてその曲を極めているのは何%なのかが分かるのは、先生と親御さんだと思います。他の人には分かりたくても分からない。

私も「西谷国登」を極めるために頑張り続けるので、是非生徒さんや親御さんたちにも極めて続けてほしいなと思います。
それで、過去と比べて成長していれば満足してもらいたいです。

コンクールはあくまで、機会であり学ぶ場で、結果は、運試し。です!その人が選ばれるのは、そのコンクールにフィットするかしないか。演奏スタイルを、一個人の奏者として極める為に、コンクールに寄せる必要は一切ないと思います!

さて!熱くなってしまいましたが、試演会のことに戻ります。(ごめんなさい!)

今回試演会は勉強になり、楽しかったという感想を結構いただけまして、楽しさを上げるモチベーションとして使えるかな?と思いました。

試演会は、発表会と違い、お手軽ですし、ワークショップや、食事会、打ち上げ、反省会!?などの「おまけ」も出来るのは結構魅力的な場なのかな?と思いました。

お手軽に出来る、定期的にこういう場を開くことが、先生としての私の使命なのかな〜なんて思いました。

それでは、また引き続き生徒の皆さんは、頑張っていきましょう!ZOOMで観てくださった方も、有難うございました!

それでは、明日もみなさんが素晴らしい日でありますように!(^^)

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