※上記サムネイル画像は、故田中千香士先生の形見である懐中時計と一緒に撮影!先生も連れてきちゃいました!
2022年8月6日〜7日の週末に、長野県岡谷市にあるカノラホールにて、カノラータオーケストラ(指揮:鈴木竜哉氏)に招待されて、ブルックナー作曲交響曲第5番を演奏して参りました。
当初は、旧友の指揮者鈴木氏に頼まれてわたしだけ岡谷に行く予定でしたが、もう一人第1ヴァイオリン奏者が必要!というリクエストがありまして、千香士門下の先輩であり、ずっと帰国してから色々とサポートいただいています伊東佑樹先生にお願いして岡谷演奏旅行にご一緒していただくことになりました。
東京から約3時間半、特急あずさに乗って、長野県岡谷市に着きました。思ったより遠く岡谷に着いた時は二人ともくたくたでした。汗
到着した、岡谷市のカノラホールは、物凄く綺麗で立派なホールでした!サイトウ・キネン・オーケストラのレコーディングにも使われたことがあるだけに、音響もよく素晴らしかったです。
さて、わたしは、この10年間石オケやクニトオケの指揮やソロを中心に活動してきましたので、オーケストラの一員(tutti)として演奏するのは、今回実に10年振りでした。なので、プロ奏者であられる伊東先生と隣同士で弾かせてもらうことは、いろいろと勉強になりかなり密度の濃い経験だったかもしれません。
プルト(席)は、私が伊東先生とペアで弾きたかったことから、少し我儘を言って一番後ろの席にしてもらいました。
これが、すごく勉強になりました!
一番後ろの席で弾く気持ちやテクニックを理解する良い機会になったのです。一番後ろの席で演奏することは、とても難しいことを改めて体感いたしました。
指揮者の合図やコンサートマスターの合図がよく見えない。第1ヴァイオリンのプルトが左側(奥)にずれているため、目の前が第2ヴァイオリン奏者の席でしたので、間違えて第2ヴァイオリンに合わせることもありました。とにかく、ボウイングを揃えることが至難の業でした。さらには、管楽器がよく見える。ということは、よく見られている(聴かれている)可能性も有り、緊張感がかなり高い。あと管楽器の音が大きく、自分が何を弾いているかわからない、などなど、、
指揮者として活動するわたしとしては、この経験はとても大きな収穫がだったように思います。
また隣で共演させていただいた伊東先生のプロ奏者としての集中力と読譜力には、圧倒されました。やはりプロで活躍している奏者の、オケでの集中力と読譜力は圧倒的で、長時間のリハーサルにびくともしなく、姿勢も良く格好良く感じました(^ ^)
カノラータオーケストラの皆様は、部外者の我々を優しく迎えてくださりました。
そして、ブルックナーという超難曲を演奏してしまうチャレンジ精神は、石オケも見習わなくてはならないなと思いました。
カノラータオーケストラの皆様は、とても音楽を楽しんでいて、旧友の鈴木氏もとても恵まれた環境で指揮活動を行っているなぁと嬉しく思いました。
スッペというあだ名を持ち、カラヤンのような流麗で美しい鈴木竜哉氏の指揮姿は、昔から、的確かつ整理がされていて、指揮者のお見本のような指揮をされます。今も変わらず健在!という感じでした。
演奏会直前に、鈴木氏とYouTube生配信を行いました!こちらです!
上記の写真は、リハーサル前に撮っていただきました。とても良い写真ですね。
将来なにか良いことに使われれば良いな!と思います(^ ^)
帰りなのですが、少し鈴木氏やオケのみなさんとお話をしてから帰ろうと思ったのですが、同日に開催されている生徒達のコンクール報告が続々と入ってきて、やはり「演奏業と教師業の掛け持ちは難しい!」といろいろと焦り、急遽かなり早く東京に帰ることにいたしました。やはり近くにいないと子供達に想いは届きにくいです。汗 反省です。
上記の写真は、やはり二人ともかなり疲れていますねぇ。笑 明日は、コンクールの関連の話題で、ブログを連日更新したいと思います!皆様お疲れ様でした!