第45回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール予選@浦安音楽ホール(6/11)&清瀬けやきホール(6/18)|記事「練習曲の飽きについて」

第45回全日本ジュニアクラシック音楽コンクールの予選会(ヴァイオリンの部)が、浦安音楽ホールで6/11、清瀬けやきホールで6/18に開催されました。

参加された全てのサポートされてきました親御さん、そしてコンクールスタッフの皆様、ピアニストの先生方、大変お疲れ様でした。わたしは、この2日間は、レッスンで教室に缶詰状態で応援には行けませんでした。教室でレッスンをしながら健闘を祈っておりました!汗

クニトInt’lストリングスクール(KISS)からは、6月11日の浦安では5名、清瀬けやきホールでは8名が参加し、残り2名は他の会場での参加予定で、合計15名が参加する予定です。

このコンクールは予選と本選で異なる曲を演奏することが必要で、予選では基礎の曲、例えばエチュードやバッハの無伴奏などを舞台で演奏する機会も提供しています。そして、もちろん本選は自由曲を演奏する機会があるので、基礎と応用を両方向上したい生徒にとっては最適なコンクールだと思います。

そのうち音階やセブシックで挑戦する生徒が現れてもいいんじゃないかなと思っております。笑 その場合審査員の講評が見たいですねぇ。笑

世の中、単に子育てするだけでも大変なのに、ヴァイオリンのレッスンに通わせ、更にコンクール参加にさせられるなんて本当に素晴らしい努力家のお母様達だと思います!本当にすごいと思いますー大変な分、コンクールに参加される子ども達は、いろいろな経験が出来て人生の幅を確実に広げられているかと思いますよっ!素晴らしいです。

さて、今日は「練習曲の飽き」についてブログ記事を書いてみようかなと思います。

今日レッスンで、あるコンクールに参加する生徒の演奏に「飽き」が見えました。しっかり上手く弾いてはいるものの、その曲を長期間練習していることから、最初は好きだったのに飽きが来て、興味が無くなっているように感じました。

この生徒だけでなく、長期間練習すると飽きてしまう生徒は少なくないと思います。

長期間練習するメリットは、いくつかあると思います。その中でも、上達関連で言えば「限界突破が出来る」ことが最大のメリットだとわたしは考えます。

例えば、皆さんは、無意識のうちに次の曲に挑戦する際、前の曲と同じくらい弾けるようになることは、当たり前だと思っている筈です。そして、前の曲を長い期間練習して自分の限界を突破出来ていれば、次の練習曲に取り掛かる時、理想が、前の曲の限界突破した理想から始まります。折角、新しい曲に挑戦するなら、限界は毎回突破したいところですよね!なので、長期間練習することは大事なのです。

しかし、長期間練習するデメリットとして、譜読みが遅くなる、鍛えられなくなる。ということがあると思います。しかし、もっとも恐ろしい壁は、「飽き」がくることだと思います。

飽きが来ない生徒は、ハングリー精神が強いか、強い目標があるか、何か強い憧れや信念があるか、もしくは、工夫をしっかりと続けることで飽きが来ないのだと思います。しかしそれは一見素晴らしいように見えますが、他の事に興味を持たないという結果が出る可能性もあり、また、習慣的に練習を行っていて、飽きという感覚がない場合もあります。

飽きが来る生徒は、指示が通らなくなってくるので、自分は十分弾けている。とその曲に満足しているパターンが多いです。つまり、自分の理想が低いか、自分の理想から現実(本当の演奏)が掛け離れていることに気づいていないかのどちらかだと思います。

解決方法として、自分の演奏を録音や録画したり、コンクールでの評価が期待以下だったときにショックを経験したりすることが大事かなと思います。または、演奏の本番の日程を近づけることも有効だと思います。他には、他人の演奏を聴き、自分と比較することも効果的です。そして、自分が上達していると感じることも大切だと思います。

是非、長期間練習するコツ!技術を楽しく工夫しながら身につけましょう!

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クニトInt'lストリングスクール ヴァイオリン教室/バイオリン教室 3度の飯より教えることが大好きな講師が、アメリカ大学で行われている国際感覚豊かなレッスンを行ってます!

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