とにかく音楽家は運動不足の人が多いです。
決して全員が全員、運動不足とは言いませんが、レッスンを朝から晩までしているヴァイオリニストは、更に運動不足です。
ですが、勘違いして欲しくないことは、ヴァイオリニストに運動音痴な人は少ないということです。
ヴァイオリンを演奏することは、運動です。むしろ運動音痴な人にヴァイオリンは向いてません。
因みに、私は自慢(過去の栄光)ですが、中学生の時は、リレーの選手でしたし、そして水泳も校内3位、バスケは大好き、野球も小学生の時にやっていて、スポーツは好きでした。
ただ、、、今はというと、、一日中座って、スマホの万歩計を見れば、なんと1日150歩前後しか歩いていない。そりゃ家にずっと起きてから一歩も出てないのですから運動不足になるのは当然です。
最近、身体に異変が起きていて、今まであった慢性的な肩凝りだけではなく、肩が痛い。頭痛がする。身体が重い。疲れやすい。レッスンでも突然全力を出そうとすると関節や身体の節々が痛くなる。などなどの症状が出始めていて、不安を感じていました。
そこで、母の一言。
「少しは痩せなさいよ!そして、腕立て伏せくらいやったらどうなの?あんた30代でそんな生活してたらヴァイオリンそのうち弾けなくなるわよ!」(怒)と本気で怒られました。私も反省し「じゃあやってみるか(でも痩せるのと、腕立ては関係あるのか??と思いながら)」と腕立て伏せをしぶしぶはじめてみました。
現在、はじめて約1週間半目です。最初は10回が限界だった腕立て伏せが30回まで出来るようになりました。すると、色々と生活が改善されたように感じます。
体の痛さが無くなり、体重が決して軽くなった訳ではないのですが、軽くなった気がします。そして何より、ヴァイオリンが軽くなった気がして、ガンガン弾いても疲れなくなった気がします。トリルやヴィヴラートなどの持続力も上がった気がします。練習後の疲れもあまり無くなったと思います。
よく先輩音楽家の方たちやプロの人達が、声を揃えて「フィンガートレーニングとか、筋トレとか、そんなのは音楽的ではない!その曲を学ぶ上で筋力が必要になれば、練習中に必ず筋力は付く。だから、そんな非音楽的な訓練は推奨すべきでない。音楽の為に身体を作るんじゃない、音楽が身体を作るんだ」というような名言が言われます。私も長らくこの意見に賛同していました。
しかし、今回腕立て伏せをやって理解したことは、「音楽家として生きる為」には、身体を作ることは基本で必要な事だと今更ながら実感しました。いや、何をする為にも体を鍛える事はきっと良い事ですよね。
1日たった3分でお金もかからず筋力鍛えられるのであればこんなに良い事はない!ヴァイオリンをやられている方プロもアマも関係なく「腕立て伏せ」おススメです(^^)と言いつつ、いつまで続くかはわかりませんが、、、笑
最近ネタが不足してきたので、、こんな腕立て伏せネタを書いてみたら長文になってしまいました。汗