アメリカから彗星の如く現れたスーパー生徒の話

リサイタルで準備が忙しい月間ですが、そんな中、実は、途轍もない生徒のレッスンを行っておりました。

基本的に私の教室では、期間限定で生徒を受け入れることをしないのですが、あまりに桁外れで凄い経歴の生徒さんで、日本に滞在している時だけレッスンしてみたい!という希望がありまして、先月から今月まで約1ヶ月間ほど、毎週のペースでレッスンを行いました。

その生徒とは、コンクール歴が素晴らしいことは勿論、全額奨学金で全世界から選ばれし生徒しか集まらないという世界最高峰の音楽学校「コルバーンスクール(Colburn School)」のアカデミー(高校)に通う、S.杏奈さんです。

杏奈さんは、素質も才能も日本で見たこと無いずば抜けたファーストクラスのヴァイオリンの生徒です。

全てがとても輝かしく、音楽の作り方も自由でプロフェッショナル。どんな難しいパッセージも笑顔で楽しそうに弾く姿は、世界のヴァイオリニストが参考にすべきモノだと思いました。そして、太い音や、ひとつひとつの丁寧な音の出し方も素晴らしいヴァイオリンの音色で、無条件にどんな曲でも感動させてしまう不思議な力を持っています。

どうやってそんな力強い音を出せる筋肉を作り上げたのか、スポーツでもやってたのか?筋トレ?とわたしが聞くと「うーん、犬の散歩かな。大きいから」と答えるところが、まだ可愛い高校生でもあります(^^)

また今回、1回でも多くわたしのレッスンを受けるために、故郷オーストラリアに戻るフライト日程を変更してまで、私のレッスンをとても喜んでくれたことも、わたしもとても誇らしく嬉しかったです。

そんな天才的な生徒ですが、いったいクニト先生は何を教えたのか?どんなことを指導したの?と思われることでしょう。・・が、そんなのは当たり前ですが秘密です。笑 あくまでプライベートレッスンですからね(^^)でも、一つ皆さんにお伝えしたいのは「どんな凄い生徒にも、それなり個々の悩みがある」ということです。

よく私(先生)に「(優秀な)○○ちゃんのレッスンはどんな感じ?褒められるだけ?」と聞かれることがありますが、生徒全員何かしら問題があるからレッスンに来ている訳ですし、褒めるだけならレッスンになりませんよ(^^)皆、多かれ少なかれ問題を抱えていて一緒なのです。

きっと近い将来、杏奈さんは、技術も心も大きく成長されて、アメリカンドリームのチャンスをモノにして、大きな花を咲かせるソリストとなることでしょう。将来学校を卒業したら、是非マスタークラス(公開レッスン)を開きに私のところに戻ってきて欲しいですね(^^)

ガンバレ杏奈!応援してます。そして、いつか我が生徒たちが、杏奈のようにコルバーンスクールや素晴らしい世界の音楽学校に、進学・留学してくれることを強く願います!我が生徒たちも続け!!