レッスンで賛否わかれる意見シリーズ②「理想のレッスンは優しい指導?厳しい指導?」

先日、ヴァイオリンのレッスンを行う私にとって、とても興味深い話を聞きました。

「長年、母親が開いていた教室を受け継ぎ、優秀で学歴もコンクール歴もあるその母親の子供がレッスンをはじめたところ、受け継いだ数十人の生徒全員が1年でレッスンをやめてしまった」という話を聞きました。やめられた生徒さん達は「その先生のレッスンが怖くてやめた」らしいです。

しかしながら、その受け継いだ先生は、「お金を貰っているわけですし、そんな中途半端なレッスンは出来ない。真面目にレッスンをやっていたら、何故悪いんだ!!私は怖いんじゃなくて集中していただけだ!」と言われたそうな。。。

その話を聞いた後、「西谷先生はきっと優しいから怒ったりこわくすることはないですよね?」と聞かれました。

私は、「楽しい優しいスパルタ先生」をモットーとしているので、基本大丈夫なはずですが、その分、ご家族が怖くなりますかね(笑)と答えました。ですが、しつけはしなくてはならない時は、きちんと怒ります。(これは普段優しい分、結構効くようです)というか最近は目で怒れるようになってきましたが。笑

・・・・しかし、難しいですよね。優し過ぎると、子供に舐められてレッスンにならないですし、厳しすぎるとやめちゃうし。

ただ私の想像としては、優しかろうが厳しかろうが、このケースにはレッスンの継続に直接関係は無かったと思います。その受け継いだ先生が悪いわけではないと想像します。もし、生徒さんたちが先生が悪かったと証言していたとしてもです!

この受け継ぎケースの場合、受け継ぐ前の先生、つまり母親先生のことを生徒さん達は慕ってレッスンを受けていたわけですよね。生徒達に合っていたわけです。もし、その母親先生がレッスンを厳しくしても、そう簡単にレッスンをやめることは無かったと私は想像します。

今だから言える私の話なのですが、カルチャースクールで前任の雨森先生から生徒を受け継いだ時点では、全盛期10人以上いました。

しかし、1年で生徒数は上記の方と同じように激減して、現在は受け継いだ生徒で残って下さっているのは、2人だけです。(ゼロでなくて良かったです)その結果にその時、私は、若干の自信を失いました。

そんな私ですが、現在私は常時50人を超える優秀な全世代の生徒さん達とプライドを持ってレッスンをしています。過信かもしれませんが、私は、その受け継いだ時点でも決して駄目な悪い先生ではなかったはずです。

その時の私は、何がいけなかったのでしょうか。、、今の私の想像ですが、「やめてしまったレッスンの中に詳細な理由は無く、単に私はその人達にとって先生ではなかっただけだと思います。臨時の先生は、その人達の本当の先生にはなるのは簡単ではない。「合わない」ということなんだと思っております。

もう一つの例です。私のレッスンに来たある生徒の親御さんが「前に習っていたのが若い先生なので、全然上手くならなくて、ただ怖くて、毎回子供泣いてばかりで・・・・・若い先生なので仕方ないと思いますが、、」という話をされました。

その話を聞いてまず私は、「あ、、もう私は、若い先生と思われていないんだ。。」と思いましたが、そんな話はおいておいて、突発的に思わず言ってしまった言葉が、「若い先生だから優れていない先生というのは、おかしいですよ!」と反論してしまいました。

というのも、このケースも、私は先生には否はないと思います。当たり前ですが、生徒にも親御さんにも否はないです。とにかく、合っていなかっただけだと思います。

以上のことから、私の結論として「理想のレッスンは、厳しいレッスンでも優しいレッスンでも無いです。先生がその人に合っているレッスン、良好な師弟関係でのレッスンが、理想なのだと思います。皆さんは如何でしょうか?(完)

第10回西谷国登ヴァイオリンリサイタル

第10回西谷国登ヴァイオリンリサイタル 浜離宮朝日ホールシリーズ第4弾!!
日時:2020年5月10日(日)13時半開場14時開演
会場:浜離宮朝日ホール

出演:西谷国登 新納洋介 岡部梢 Kuito Shakuji String Orchestra(伊東佑樹(vn)・安藤梨乃(vn)・手塚貴子(vla) ・毛利巨塵(Vc)・酒井雅の(vla)・入江晴美(Vc)・松尾美弦(Vc)・李 玲花(vn)・佐藤有(cb) 他 順不同)

曲目:メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調(弦楽合奏版) 
メンデルスゾーン:ヴァイオリンソナタ第3番ヘ長調 他

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